自分の老後資金としてだけでなく、子供や孫まで受け継げるETFに投資したい。最近、そんな思いが強くなってきました。
もちろん、同じETFが100年後まで続くわけでもないし、インデックスも様々な種類が誕生すると思いますので、現時点で考えて子供たちに残したい銘柄となります。
いつまで日本にいるかもわかりませんので、米国の証券会社を前提としつつ、日本のネット証券会社で代替できる銘柄を記載しております。
重要ポイント
選定時のポイントになるのは以下、3点です。
コストが低い
長期的に保有する場合、これは必須となります。0.5%程度の信託報酬だと高いと感じます。
一定の配当利回りがある・値上がりが見込める
配当が高い銘柄は値上がりを見込めないものが多く、トータルリターンではそんなに利益にならないことが多いです。
そのため、一定の配当があり、かつ、値上がりも見込める銘柄に絞っています。
負けにくい投資
リーマンショックやコロナウィルスにより株価が急落しているタイミングではほぼ全てのアセットクラスが換金売りの対象になり下落しましたが、その後の回復が異なります。
これまで債券は対象に含めておりませんでしたが、全体として負けにくいポートフォリオを組むために追加しております。
米国証券会社で投資するETF(2020年5月15日時点)
確定しているETF
悩ましいのですが、現時点で、これはと思える銘柄は非常に少ないです。これらのETFは、原則、売却することはなく、定期的に少しづつ買い増していきます。
資産 | 銘柄 | 名称 | コスト | 配当利回り | |
1 | 不動産 | VNQ | バンガード・リートETF | 0.12% | 4.12% |
2 | 不動産 | VNQI | バンガード・グローバル・リートETF | 0.12% | 9.91% |
3 | 株式 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF | 0.06% | 3.52% |
4 | 株式 | VYMI | バンガード・米国を除く全世界高配当ETF | 0.27% | 5.21% |
5 | 債券 | BND | バンガード・米国トータル債券市場ETF | 0.03% | 2.57% |
6 | 債券 | BNDX | バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) | 0.08% | 3.34% |
- VNQは日本の証券会社で投資できなかったりするので、代わりにIYRやRWRという選択もありかと思います。
- VNQIは日本の証券会社で投資できなかったりするので、代わりにIFGLやRWXという選択もありかと思います。
- VYMの代わりにVOOやVTやVTIといった銘柄も候補に上がると思います。配当利回りにも着目して銘柄を絞りました。
- VYMIは日本の証券会社で投資できなかったりするので、代わりにVXUSも候補に上がると思います。
- BNDを2020年5月17日に追加。コロナウィルスによる株価急落を受けて、債券についても加えております。株価急落時は債券であってもドル確保のために売られることがあります。流動性リスクの後退及び金利低下から価格は上昇する傾向があります。
- BNDXを2020年5月17日に追加。コロナウィルスによる株価急落を受けて、債券についても加えております。株価急落時は債券であってもドル確保のために売られることがあります。流動性リスクの後退及び金利低下から価格は上昇する傾向があります。
検討中のETF
アセットクラスを網羅的に投資したいので、ジャンク債や優先株式などを入れるか検討しております。ただ、コストが少し高かったり、できたばかりだったりするので様子見です。
資産 | 銘柄 | 名称 | コスト | 配当利回り | |
7 | 優先株式 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF | 0.46% | 5.70% |
8 | 債券(ハイイールド債) | USHY | iShares Broad USD High Yield Corporate Bond ETF | 0.15% | 6.41% |
9 | 債券(新興国) | VWOB | バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF | 0.25% | 5.31% |
10 | プライベートエクイティ | PSP | Invesco Global Listed Private Equity ETF | 1.78% | 10.22% |
11 | BDC | BIZD | VanEck Vectors BDC Income ETF | 9.62% | 13.78% |