BNDとは
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)
ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)のパフォーマンスへの連動を目指す米国籍のETFで、米国以外の主要な債券市場全体への、幅広く分散投資を行えます。
ETFは、米ドル建て以外の、政府債、政府機関債、社債、および証券化された非米国 の投資適格固定利付債券で構成されていて、米ドルの為替リスクをヘッジしております(円ベースでは為替リスクを負います)。
配当頻度:月次
平均残存期間:10.0年(平均デュレーション8.4年)
基本情報
BNDXの市場別保有配分上位10市場(2019年6月30日)
3つのメリット
信用力が高く、安定したインカム・ゲインを得ることができる
債券の中でも、投資適格先(BBB以上)への投資を分散して行うことができます。
そこそこ高配当が見込める
2019年11月4日時点で分配金利回りは2.87%となっております。ハイイールド債以外の債券については分配金利回りが2%~3%というイメージです。
投資期間がより長期になりますが、より高い分配金利回りを求める場合にはVCLTも候補に上がってくるかと思います。
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VCLT 海外ETF(高配当)の紹介
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コストが圧倒的に低く、長期間保有できる
Management Feeが0.09%と非常に低く、長期的に保有しやすいです。
デメリット
分配金利回りの低下
世界的に金利が下がっており、マイナス金利の国も増えております。マイナス金利のさらに拡大すると安定したインカム・ゲインを得ることが難しくなります。
株価変動リスク
債券は安全資産と考えることが多いですが、チャートを見ると価格は思った以上に変動します。
日本の投資割合が高い
BNDXで日本への投資割合は約20%と最大となっております。海外ETFをメインで投資する方は、日本市場についてネガティブな見方をしている傾向があり、日本の割合が高いことはあまり歓迎されてないように感じます。
個人的な感想
信用力が高い債券で安定的な配当を得ることを目的としている方に、向いている商品かと思います。ただ、デメリットでも記載しましたが、今後、金利がさらに下がり、利上げをしなくなると、安定したインカム・ゲインを得ることが難しくなります。
個人的には日本への投資割合が高いことが気になり、なかなか投資する意欲が湧かないのが現状です。
ただ、信用力が高い債券への投資を、世界中に分散して行いたい場合には、候補に上がってくるETFです。BND(米国市場)とBNDX(米国市場以外)は共に3%弱の配当利回りですので、両方購入して世界中に分散投資をして3%の配当を狙うのもありかと思います。
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BND 海外ETF(高配当)の紹介
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