BNDXとは
バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)
ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)のパフォーマンスへの連動を目指す米国籍のETFで、米国以外の主要な債券市場全体への、幅広く分散投資を行えます。
ETFは、米ドル建て以外の、政府債、政府機関債、社債、および証券化された非米国の投資適格固定利付債券で構成されていて、米ドルの為替リスクをヘッジしております(円ベースでは為替リスクを負います)。
BNDXのポイント
- 米国以外の主要な債券市場に分散投資することができる。
- BNDと合わせて投資することにより、世界中の主要な債券市場に分散投資することも可能。
- 米ドルの為替リスクはヘッジされている。
- コロナウィルスによる影響で株価が急落する際には、債券であっても換金ニーズから下落する傾向がある
- 日本の債券の割合が高い。
- 配当は月次。
- 日本のネット証券会社3社から簡単に投資できる。
基本情報(2020年10月23日時点)
上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券は投資可能)
配当頻度:月次
最低投資金額:60ドル程度(1口)
配当利回り:3.24%
経費率:0.08%
上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券は投資可能)
配当頻度:月次
最低投資金額:60ドル程度(1口)
配当利回り:3.24%
経費率:0.08%
チャート(2020年10月23日時点)
コロナウィルスによる換金ニーズの影響から債券も下落しましたが、その後は株価は戻っております。
BNDXの投資先構成比率(2020年6月30日)
米国以外の国の国債や社債などが含まれております。
BNDXの市場別保有配分上位10市場(2020年6月30日)
日本の比率が高いのが非常に気になりますが、米国以外の国の債券に幅広く分散投資することができます。
3つのメリット
信用力が高く、安定したインカム・ゲインを得ることができる
債券の中でも、投資適格先(BBB以上)への投資を分散して行うことができます。米国以外の国の国債だけでなく、社債なども含まれているため、投資する債券の種類も分散できます。
そこそこ高配当が見込める
2020年10月23日時点で分配金利回りは3.24%となっております。ハイイールド債以外の債券については分配金利回りが2%~3%というイメージです。
投資期間がより長期になりますが、より高い分配金利回りを求める場合にはVCLTも候補に上がってくるかと思います。
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コストが圧倒的に低く、長期間保有できる
Management Feeが0.08%と非常に低く、長期的に保有しやすいです。
デメリット
分配金利回りの低下
世界的に金利が下がっており、マイナス金利の国も増えております。マイナス金利のさらに拡大すると安定したインカム・ゲインを得ることが難しくなります。
株価変動リスク
債券は安全資産と考えることが多いですが、チャートを見ると価格は思った以上に変動します。
日本の投資割合が高い
BNDXで日本への投資割合は20%弱と最大となっております。海外ETFをメインで投資する方は、日本市場についてネガティブな見方をしている傾向があり、日本の割合が高いことはあまり歓迎されてないように感じます。
個人的な感想
信用力が高い債券で安定的な配当を得ることを目的としている方に、向いている商品かと思います。ただ、デメリットでも記載しましたが、今後、金利がさらに下がり、利上げをしなくなると、安定したインカム・ゲインを得ることが難しくなります。
個人的には日本への投資割合が高いことが気になりますが、コロナウィルスによる株式市場の急落を見て、債券をポートフォリオに組み込みリスク分散にもう少し力を入れていこうと思い始めました。
BNDX(米国市場以外)だけでなく、BND(米国市場)も併せて、自分だけでなく子供や孫まで受け継ぎたいETFです。
投資はまだしておりませんが、1口でもいいのでいったん投資をして、今後の株価に応じて追加していこうと思います。
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