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IYR 海外ETF(高配当)の紹介~成長も配当も狙える米国不動産への投資

2018-02-12

個人的に海外の不動産市場に積極的に投資を行っており、今回、成長も配当も狙える米国不動産市場手軽に投資できる米国ETFについて記事にしております。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF )とは

ダウ・ジョーンズ米国不動産指数(米国の不動産セクターの株式で構成される指数)と同等の投資成果をあげることを目指す上場投資信託(ETF)で、米国(NYSE Arca)に上場されております。

不動産セクターと記載しておりますが、実際には不動産投資信託(REIT)の組み入れが多いです。

国内の証券会社で購入できる、2つの海外ETFで世界REITのポートフォリオを組む

日本のREITもいいですが、ほとんどが国内不動産が投資対対象。日本国内では地域的に多少分散していますが、多くが関東圏。分散投資を行うなら、日本国内だけでなく、日本国外も含め、世界中に分散投資した世界REITのポートフォリオが理想的と思います。

●iシェアーズ 米国不動産 ETF (IYR)

●iシェアーズ 先進国(除く米国)不動産 ETF (IFGL)

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iシェアーズの不動産 ETFは米国(IYR)と米国以外(IFGL)に分かれており、この2つのETFで世界REITのポートフォリオを組むことができます。

基本情報(2022年4月19日時点)

上場:米国(日本のネット証券会社から投資可能)

配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)

配当利回り:1.88%

経費率:0.41%

配当利回りはここ数年3%程度ですが、直近の株価上昇もあり配当利回りは低下傾向となっております。

チャート(2022年4月19日時点)

リーマンショック時には当該チャートでは25.14ドルまで下落しておりますが、その後は右肩上がりとなっております。

コロナウィルスによる影響で株価が下落しましたが、コロナウィルスによる株価急落前の水準を既に回復しております。

運用実績(2022年4月19日時点)

上場からの年利でのリターンは10%程度と、高い運用実績かと思います。

IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF )のメリット

一定の分配金利回りと株価上昇

多くの大型REITを投資対象とするため、必然的に利回りは下がります。

コロナ後は賃料減免やオフィスや商業施設の需要が後退で、業績にも影響がでているREITも多いかと思います。IYRの配当も減少傾向となっておりますが、株価は既に過去最高値に近い状況です。そのため配当利回りは低下傾向で2022年4月19日末時点では1.88%となっております。

これまでのIYRの配当を考えると、将来的に配当利回り3~4%程度まで戻る可能性があるかと思いますが、IYRの含まれるREITなどの業績回復がないと、IYRの配当の回復はないです。

過去10年間のパフォーマンスは良好

過去10年間のパフォーマンスは個人的には良好に感じます。

トータルリターンがマイナスとなっている年は2018年と2020年の2年あり、配当を考慮すると株価は5~10%程度下落し、

トータルリターンが1%程度の年が2013年と2015年の2年間あり、配当が3~4%であることを考慮すると株価は下落しています。10年中4年は株価が下落しておりますが、2012年、2014年、2019年で株価が大幅に上昇しており、下落分を完全に打ち消しております。

1万円程度から米国不動産市場に分散投資できる

1万円程度から投資できるため、毎月少額づつ米国不動産市場に投資していくこともできます。

IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF )のデメリット

同様のETFと比べて信託報酬が高いケースがある

IYRの信託報酬は0.41%ですが、米国不動産市場に投資するRWRの0.25%の倍近いです。

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配当が四半期ごと

多くの投資家にとっては大したデメリットではないかもしれませんが、個人的には毎月分配される商品が好きなので、四半期ごとだと、頻度が少なく感じてしまいます。

コロナ前の配当水準まで回復していない

インカム収入による配当がコロナで大きく減少し、まだコロナ前の水準を回復しきれておりません。安定した配当を得たい方には向かないかもしれません。

過去の配当を見ると、コロナウィルスの影響が大きい2020年、2021年については、分配金も減少しております。米国はインフレ傾向のため、賃料及び配当についても将来的には回復していくと考えておりますが、今後のコロナの状況を見守る必要があります。

 

個人的な感想

私は日本で住むための不動産を購入するつもりがなく、一生賃貸で過ごす予定です。

住むための不動産を買わない代わり、REIT ETFに投資をしてETFからの配当を家賃に充てる想定をしております。そのため、マンション代として少なくても数千万円~1億円程度は投資するつもりです。

IYRは他の海外ETFと比べて若干コストが高いことがありますが、低コストなETFではありますので、日本の証券会社で投資する場合には十分かと思います。

IYRは海外ETFで、他にもRWRなど様々な海外ETFがあります。また、同様のETFが東証に銘柄コード1659で2017年9月に上場されました。すでに海外ETFに投資をしている場合、わざわざ乗り換えるほどでは無いと個人的に思っておりますが、新たに米国REIT ETFに投資する場合、1659も投資の候補に上がってくるかと思います。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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