JREITは分配金利回りが低いため、現時点では投資対象としておりませんが、今後、日本の金利が上昇し始めた場合に備え、リサーチをしてみました。
金利上昇と不動産価格については以下の記事に記載しております。
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金利上昇により海外REIT ETF投資機会到来か
ETF投資家にはうれしい下落局面 米国債利回りが上昇しており、株価も下落しておりますが、金利推移に敏感な海外REITはDowやS&P500より下落率が高いように感じております。 リーマンショッ ...
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東証で取引されているJREIT ETF一覧
銘柄コード | 銘柄名 | 分配金利回り | 信託報酬 | 基準日 |
1595 | NZAM 上場投信 東証REIT指数 | 3.55% | 0.25% | 1月、4月、7月、10月の各15日 |
1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 | 3.57% | 0.32% | 2月、5月、8月、11月の各10日 |
1476 | iシェアーズ Jリート ETF | 3.59% | 0.16% | 2月、5月、8月、11月の各9日 |
1488 | ダイワ上場投信-東証REIT指数 | 2.56% | 0.16% | 3月、6月、9月、12月の各4日 |
1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 3.51% | 0.25% | 3月、6月、9月、12月の各8日 |
1398 | SMAM 東証REIT指数上場投信 | 3.53% | 0.22% | 3月、6月、9月、12月の各8日 |
1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 | 3.64% | 0.30% | 奇数月の各8日 |
ほとんどの銘柄は四半期ごとに分配金がありますが、1345だけは隔月ごととなっております。
信託報酬は分配金に影響しますのでもちろん少ない方がいいです。また、基準日が異なる3つのREIT ETFを組み合わせると、毎月分配型のREIT ETFと同様になります。
3つのREIT ETFを組み合わせて毎月分配金を受け取る
表で黄色で色付しているETFが個人的におすすめな銘柄となっております。
①1月、4月、7月、10月の基準日の銘柄は1595(農中)しかありませんので、他に選択肢はありません。信託報酬、分配金利回りともに問題ないと思います。
②2月、5月、8月、11月の基準日は2銘柄あり、1343は野村、1476はiシェアーズのETFとなります。分配金利回りにほどんど違いはないのですが、1476(iシェアーズ)は信託報酬が低く、1口から購入可能ですので、買いやすいので、こちらをおすすめしたいです。ただ、1343(野村)はかなり前からある銘柄で、売買高も多いです。
③3月、6月、9月、12月の基準日は3銘柄あり、1488は大和、1597はMUFG、1398はSMFGのETFとなります。1488(大和)は信託報酬は低いのですが、分配金利回りが低いので対象外に。1597(MUFG)と1398(SMFG)を比べると、信託報酬が低く、分配金利回りが高い1398(SMFG)をおすすめしたいです。
個人的な感想
やはり3.5%程度の分配金利回りだと、JREIT ETFに投資する意欲はおきません。為替リスクを負ってでも海外REIT ETFの方が優先度が高いです。同様の理由でJREITの個別銘柄についても投資する予定は現時点ではありません。
今後、日本の金利が上昇し、JREIT ETFの分配金利回りが上昇し始め、5%を超えたら投資する可能性が高いです。投資する際には、上記の3つのREIT ETFを買うと思います。今後もREIT及び REIT ETFを継続的にリサーチしていきます。