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上場インデックスファンド新興国債券(1566)の紹介

日本では最低投資単位の高さから個人による債券投資があまり一般的ではなく、主に機関投資家により行われておりました。

個人で投資できるような債券はSBI証券などで購入できますが、銘柄がかなり限定的なのが現状です。

個人的には債券投資はETF一択と考えており、世界中の国債に分散投資をするなら2つ債券を購入すれば十分です。

2つの債券ETF

上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型(1677)

日本を除いた先進国を対象とした債券ETFと実質的に同義であり、一般的にリスクとリターンが低いのが特徴です。

組み入れ対象国は、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、 マレーシア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国、南アフリカの22カ国の国債市場を対象としています。

上場インデックスファンド海外債券(FTSE WGBI)毎月分配型(1677)の紹介

日本では個人による債券投資があまり一般的ではなく、主に機関投資家により行われておりました。理由は最低投資単位が1億円程度であること大きいのかもしれません。 個別企業の債券とSBI証券などで購入できます ...

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上場インデックスファンド新興国債券(1566)

新興国を対象とした債券ETFであり、リスクとリターンが高いのが特徴です。

組み入れ対象国は、ブラジル 、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、クロアチア、チェコ共和国、エジプト、ハンガリー、イスラエル、ポーランド、ロシア、南アフリカ、トルコ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、韓国、タイの19カ国の国債市場を対象としています。

2つのETFではポーランドだけが重複していますが、割合としては小さいため、2つのETFを保有することで国を分散することができます。 

 

上場インデックスファンド新興国債券(1566)とは

(愛称:上場新興国債)

円換算したブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックスの変動率に一致させることをめざす上場投資信託(ETF)で、日本で上場されております。配当は隔月(2ヶ月ごと)にあります。

インデックスは様々な種類があり、多くの人にとっては一定の分散が行われていれば問題がないと思います。特に新興国債券はデフォルトリスクが先進国と比べて高く、リスクを下げるためにも、一つの国の影響を下げる必要があります。

基本情報

上場:東証(日本の証券会社から投資可能)

配当頻度:隔月(2ヶ月ごと、1月、3月、5月、7月、9月、11月)

配当利回り:5.67%

経費率:0.495%

配当金の推移

基準価額は2020年1月以降は下落傾向。

分配金額が2017年11月期に初めて500円を割り込んだ時は少しショックでしたが、今では400円を切る水準。

決算期 決算日 1口あたり基準価額 1口あたり分配金額
2020年05月期 2020年05月10日 41,761円00銭 369円00銭
2020年03月期 2020年03月10日 43,577円00銭 419円00銭
2020年01月期 2020年01月10日 48,225円00銭 420円00銭
2019年11月期 2019年11月10日 47,790円00銭 420円00銭
2019年09月期 2019年09月10日 46,475円00銭 411円00銭
2019年07月期 2019年07月10日 47,561円00銭 426円00銭
2019年05月期 2019年05月10日 45,976円00銭 465円00銭
2019年03月期 2019年03月10日 47,346円00銭 465円00銭
2019年01月期 2019年01月10日 46,350円00銭 457円00銭
2018年11月期 2018年11月10日 47,418円00銭 467円00銭
2018年09月期 2018年09月10日 45,444円00銭 467円00銭
2018年07月期 2018年07月10日 48,256円00銭 486円00銭
2018年05月期 2018年05月10日 49,791円00銭 486円00銭
2018年03月期 2018年03月10日 51,089円00銭 491円00銭
2018年01月期 2018年01月10日 53,706円00銭 501円00銭

 

チャート

純資産(分配金込み)についてはここ数年で大きく上下してはおりません。1年間で5%の分配金が出ることを考えると、ここ数年のトータルリターンはあまり大きくありません。

3つのメリット

高配当が見込める

この商品最大のメリットは高い分配金利回り。2020年5月22日時点で5.67%あります。

昨今のマイナス金利の影響で、REITの利回りも低下しており、5%を超える配当利回りを見込めるETFはほとんどない状態。 そのため、5%を超える新興国債券ETFは貴重な存在です。

個別のREITやインフラファンドを探すと一定数出て来ますが、やはりリスクは分散したいので、投資対象からは除外しております。

個人では投資し難い債券市場にアクセスできる

SBI証券などで、レアル建て債券やリラ建て債券を買うことができますが、中身がイマイチで興味がわかないものが多い。 個人では米国債ですらアクセスしにくいため、新興国だとさらに難しい状況です。上場インデックスファンド新興国債券(1566)だと、容易に新興国債券にアクセスできます。

分配金込みの純資産価額は安定的

新興国系の商品は値動きが激しい印象があり、ここ最近は株価が下落することが多く損をしている印象があったのですが、分配金が2ヶ月ごとに出ており分配金込みでの純資産は思った以上に安定的に推移(あまり損をしない程度)。

 

2つのデメリット

リスクが高い

リスクとリターンは対応関係にあり、リターンが高いということは、もちろんリスクも高いです。特に、投資先は以下の国々のため、戦争や紛争、経済破綻、政治的な問題など、多くの懸念点が直ぐに思い浮かびます。

複利効果を得にくい

配当を重視した投資をすると必然的に生じるデメリットですが、配当すると税金が生じてしまいます。また、配当金を再投資に回せばいいのですが、配当を生まないモノの購入に当ててしまうと、お金がお金を産むという複利効果を得られなくなってしまいます。

 

バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)との関係

同じ新興国債券ETFとしてはバンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF(VWOB)がありますが、当該ETFとの違いを簡単に記載したいと思います。

1566は自国通貨建て、VWOBは米ドル建てである点。

1566の自国通貨建ては、通貨安になっても新興国の自国通貨で利息及び元本を支払う(為替リスクは投資家が負う

VWOBの米ドル建ては、通貨安に関係なく米ドルで利息及び元本を支払う必要がある(為替リスクは新興国が負う

為替リスクと言っているのは、米ドルと新興国通貨間を指しております。米ドルと円の間ではどちらのETFも為替リスクは投資家が負っております

米ドルと新興国通貨間で、新興国が為替リスクを負う場合、その分だけ利息が低くなる傾向があります。

仮に貿易戦争懸念で、新興国通過が対ドルで安くなっている場合、VWOBの方がリスクが低くなります。

VWOBも1566も日本の証券会社で購入可能な商品ですので、リスクを抑えたい場合はVWOBを、リスクをとる場合は1566を選択していいかと思います。

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個人的な感想

今はNISA口座で少しだけ保有しています。以前は永久保有を前提として保有し売却する事は予定しておりませんでしたが、為替リスクの低減のため米ドル建ての海外ETFへのシフトを始めております。現地通貨かドル建か好みが分かれると思いますが、新興国債券ETFについては株価が大幅に下がった際に追加投資し、長い目でリターンを確保したいと考えています。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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