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FSK 海外株式(高配当)の紹介~高配当なBDCへの投資

2021-06-10

BDC銘柄の内、配当利回りが高くて話題にもなりやすいFSKについて記事にしております。

FSKRという同様のBDCとの合併が予定されておりますが、合併後もFSKで取引できます。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

FSK(FS KKR Capital Corp)とは

FSK(FS KKR Capital Corp)

FS KKRキャピタル(FS KKR Capital Corp)(旧名:FS Investment Corporation)は、外部管理された非分散型のクローズドエンド型の管理投資会社である。

【事業内容】投資目標は、当期利益と長期的な資本増価をもらうことである。ポートフォリオは、主に米国の民間ミドルマーケット企業のシニア担保付きローンと第2抵当権担保ローンへの投資と米国の民間企業の劣後ローンから構成される。

店頭市場での流通市場取引を通じて、または主要市場としての直接的に対象企業から、または直接に発生した投資を通じて、ローンの利息を購入して、または上級担保付き債券への投資を含む他の債務投資を行う。資本財、消費者サービス、耐久消費財とアパレル、材料、商業と専門サービス、及び多様な財務を含む産業に投資する。FB Income Advisor, LLCは、投資顧問である。

出所:https://jp.reuters.com/companies/PSEC.OQ

FSKは米国のミドルサイズの事業者に対する担保付きローンや劣後ローン投資を行うBDCとなります。
BDCのETFであるBIZDにも組み入れられています(2021年5月28日時点)。

FSK(FS KKR Capital Corp)のポイント

  • BDC大手
  • 配当利回りが高い
  • 四半期配当
  • 株価はコロナ前の水準を回復するところまで戻ってきている
  • 株価は長期的に下落傾向
  • 2014年に上場
  • FSKRとの合併が予定されている
  • 日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)から投資できない(2021年6月8日時点)

BDCとは

Business Development Companies(ビジネス ディベロップメント カンパニーズ)の略で、日本語では事業開発会社と訳されます。新産業や有望な中堅企業等(中小企業から上場企業まで)の事業開発を金銭面及び経営面からサポートする会社で、その多くが米国の証券取引所に上場しています。その配当利回りが相対的に高いことや今後の米国の経済成長期待から、注目されている資産の一つです。

出所:https://www.smam-jp.com/market/report/keyword/usa/key170131us.html

 

基本情報(2021年6月8日)

上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券とマネックス証券は投資不可能、楽天証券は投資可能

配当頻度:四半期(3月、6月、9月、12月に配当があります)

最低投資金額:23ドル程度(1口)

配当利回り:10.45%

 

チャート(2021年6月8日時点)

2014年に上場したBDCですが、長期的に株価が下落しております。

BDC銘柄は株価は横ばいか下落している銘柄が多いですが、FSKも同様に下落傾向なのはわかるかと思います。

 

投資先セクター構成割合(2021年3月31日時点)

投資先としてはソフトウェアや資本材などの割合が高いですが、全体的に分散されている印象があります。

 

商品別構成割合(2021年3月31日時点)

株式の割合は20%ありますが、それ以外は担保付や優先順位の高い債券・ローンなどで構成されております。

 

FSK(FS KKR Capital Corp)の配当状況

2021年、2020年の配当については減配もなく安定しております

2021年

2021年8月までの配当についてアナウンスがありましたが、9月以降については未定となっております。

そのため、2021年配当合計額は1月から8月分となります。

Ex-Dividend Date Pay Date Amount Frequency
6/10/2021 7/2/2021 0.60 Quarterly
3/16/2021 4/2/2021 0.60 Quarterly
Total dividends paid in 2021 1.20

2020年

Ex-Dividend Date Pay Date Amount Frequency
12/15/2020 1/5/2021 0.60 Quarterly
9/15/2020 10/1/2020 0.60 Quarterly
6/16/2020 7/2/2020 0.60 Quarterly
3/17/2020 4/2/2020 0.19 Quarterly
Total dividends paid in 2020 1.99

 

FSK(FS KKR Capital Corp)のメリット

高い配当利回り

最大のメリット。高配当が見込めて、配当を重視する人には気になる商品の一つかと思います。2021年6月8日時点の配当利回り10.45%と、高い配当利回りは魅力的です。

通常とは異なるアセットクラスへの投資

通常の株式や債券といった、従来の伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を有している。そのため、ポートフォリオに組み込むことに分散効果があります。

 

FSK(FS KKR Capital Corp)のデメリット

株価は下落傾向

高配当銘柄では株価の上昇がほとんど無く、下落傾向となることが多いのです。FSKについては、過去のチャートからもわかるように株価は下落傾向となっております。

合併を控えている

FSKRとの合併が控えており、合併後について不透明な部分もありますので、少し見通しを付けにくいです。

日本の証券会社では取り扱っていない事

こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で新規に購入することができません(2021年6月時点)。そのため、米国の証券会社で口座を開いて投資する必要があります。

配当が四半期ごと

多くの投資家にとっては大したデメリットではないかもしれませんが、個人的には毎月分配される商品が好きなので、四半期ごとだと、頻度が少なく感じてしまいます。

 

個人的な感想

配当利回りが高く、BDCは伝統的な資産とは異なる特性を持つため、ETFだけでなく個別企業についても投資しています

FSKは配当利回りが非常に高く、投資している方も多いと思いますが、私は現時点ではFSKには投資する予定はないです。理由としては、配当利回りは高いのですが、株価が長期的に下落しておりますので、安心して持ち続けることが難しいためです。

高配当銘柄では配当利回りが高い代わりに、株価は長期的に下落しているケースがよくありますので、高い配当利回りだけでなく、株価も考慮して投資した方がいいです。

個人的には株価が長期的に下落する銘柄には投資しないようにしております。FSKは合併も控えており、今後も業績、株価、配当について長期的にウォッチしていきますので、株価が上昇していくようでしたら投資を考えて行きたいと思います。

 

日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)では取り扱いがなく、米国の証券会社から投資する事になるのが残念です。

ただ、米国の証券会社でも、FirstradeやInteractive Brokersなら日本人でも簡単に口座を開設できますので、興味がある方はリンクの紹介記事をご覧頂ければと思います。

Firstrade(ファーストレード証券)〜日本から口座開設できる米国ネット証券会社の紹介

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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