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DVYE 海外ETF(高配当)の紹介

2018-12-09

iシェアーズ・エマージング・マーケッツ配当ETF(DVYE)とは

iShares Emerging Markets Dividend ETF(DVYE)

iShares Emerging Markets Dividend ETFは、新興国市場の高配当株式に投資するETF。ダウジョーンズ・エマージング・マーケッツ・セレクト ・ディビデンド・インデックスの価格および利回り実績(手数料・費用控除前)と同等水準の投資成果を目指す商品です。

基本情報(2021年1月15日)

上場:米国(日本のネット証券会社のSBI証券、マネックス証券、楽天証券から投資不可能

配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)

配当利回り:5.28%

経費率:0.49%

チャート(2021年1月15日)

長期的には下落傾向と見えます。コロナによる影響で株価が大幅に下落しましたが、回復傾向ではあります。

構成銘柄の対象国(2021年1月14日)

以前は台湾の割合が一番高かったのですが、割合として低下。中国、ロシア、南アフリカで50%弱程度を占めております。新興国投資の特徴でもある地政学リスクを感じる国が上位を占めております。

構成銘柄のセクター(2021年1月14日)

上位4銘柄で全体の7割強を占めております。金融と不動産はまとめて金融関連としてみると、合計で4割と高い割合を占めております。また、素材やエネルギーの割合も高いのが特徴となります。

DVYEのメリット

高配当が見込める

過去12ヶ月間の分配金利回りは5.28%(2021年1月15日時点)。個人的には分配金利回りが5%を超えると資産が増えることを実感できると考えております。

分配金利回りが高い100銘柄に投資している

分配金利回りが高い銘柄を分散して保有することができ、リスクを抑えつつ高い利回りを追求できる。iSharesのHPではDVYEの特徴として100銘柄の新興国株式(高配当)に分散投資と記載されております(実際には100銘柄ちょうどではなく、多少ことなるようです)。100銘柄近くに分散投資されていれば十分ですね。国としては中国とロシアと南アフリカの割合が高いです。

デメリット

日本で買えない(買いにくい)

SBI証券、楽天証券、マネックス証券では取り扱っておらず、おそらく海外口座で投資することになると思います。仮にマイナーな証券会社で取り扱いがあった場合、この銘柄のためだけに口座を開設する必要は無いと思います。

上場からのトータルリターンが高くない

上場からの平均でのトータルリターンは年利0.75%と低い結果となっております。以前、新興国株式投資のブームがありましたが、ここ10年近くはかなり落ち着いてきた印象があります。

 

個人的な感想

新興国市場への投資はiDeCoで行なっていますが、分配金利回りを目的とする投資はあまり行なっておりません。投資するならSDEMかWisdomTree Emerging Markets High Div ETF(DEM)かiShares Emerging Markets Dividend ETF(DVYE)の3択かと思っております。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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