Home 海外ETF

BUZZ 海外ETFの紹介〜最新のトレンドをフォローするETF

2021-03-06

オンライン掲示板「レディット」で話題になったゲームストップの暴騰などソーシャルメディアでのトレンドが無視できなくなってきております。

最新のトレンドをAIで分析してフォローしたヴァンエック・ベクターズ・ソーシャル・センチメントETF(BUZZ)を記事にしております。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

ヴァンエック・ベクターズ・ソーシャル・センチメントETF(BUZZ)とは

ヴァンエック・ベクターズ・ソーシャル・センチメントETF(BUZZ)は、BUZZ NextGen AI US Sentiment Leaders indexの価格および利回り実績(手数料・費用控除前)にほぼ連動する投資成果を目指す米国籍のETF(上場投資信託)。

BUZZ NextGen AI US Sentiment Leaders indexは、人工知能を利用してソーシャルメディアやブログなどネット上の情報を集め、そこで投資家らに最も選好される75銘柄を特定し、パフォーマンスをトラックしております。指数は毎月更新されていきます。

 

BUZZのポイント

  • 最新のトレンドをフォローした分散投資を行える
  • 指数の更新は月次
  • 2021年3月2日に上場したばかり
  • 前身のETF(BUZ)は残高が積み上がらず上場廃止になっている
  • 年次配当
  • 日本のネット証券会社3社では投資できない(2021年3月5日時点)

基本情報(2021年3月5日)

上場:米国(日本のネット証券会社のSBI証券、マネックス証券、楽天証券では投資不可能

最低投資額;25ドル程度

配当頻度:年次(1年ごとで、12月)

配当利回り:- %(初回は2021年12月17日)

経費率:0.75%

 

チャート(2021年3月5日)

2021年3月2日に上場したばかりですが、上場時期が少し良くないのも影響し、下落しております。

 

BUZZ構成銘柄トップ10(2021年3月4日)

# Ticker Holding Name % of Net Assets
1 F US Ford Motor Co 3.39%
2 DKNG US Draftkings Inc 3.30%
3 TWTR US Twitter Inc 3.29%
4 FB US Facebook Inc 3.16%
5 AAL US American Airlines Group Inc 3.09%
6 AMZN US Amazon.Com Inc 3.04%
7 AAPL US Apple Inc 2.96%
8 AMD US Advanced Micro Devices Inc 2.82%
9 NFLX US Netflix Inc 2.78%
10 TSLA US Tesla Inc 2.54%

上位10銘柄を見るとかなり有名な企業から構成されております。フォードがトップというのが意外ですが、海外では話題になっているんですね。

構成銘柄を見るだけでもトレンドを把握できるので面白いです。

 

BUZZのメリット

最新のトレンドを取り込んだ投資ができる

Twitterを見ているとトレンドの取り込みが得意な方もいますが、実際に、Twitterやレディットで最新のトレンドをフォローでき、投資行動に繋げれる方はかなり限定的と感じます。

ソーシャルメディアやニュース記事、ブログなどネット上で集めた具体的な銘柄に関するメッセージや投稿の情報を基に前向きな投資家心理と強気の認識の株式が組み入れられた指数に連動するため、BUZZに投資しておけば、Twitterなどで情報を収集することなく、最新のトレンドをフォローした投資を行えます。

指数の過去1年のパフォーマンスは高い

出所;Bloomberg

過去1年間の指数のパフォーマンスとしてはS&P500を上回っております。ただ、このパフォーマンスが今後も継続する保証はありませんが、前向きな投資家心理と強気の認識の株式が指標に取り込まれるため、期待してしまいます。

 

BUZZのデメリット

トレンドの取り込みついて

AIで判定しているようですが、どのようにトレンドを取り込んでいるのか分かりにくかったりします。

一定規模の会社が投資対象銘柄

指数は時価総額が50億ドル以上の銘柄を対象にしているため、小型株などは対象外になってきます。ネットで小型株が話題になっても、ある程度の規模にならないとETFに取り込まれません。

日本の証券会社では取り扱っていない事

こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で購入することができません(2021年3月時点)。そのため、米国の証券会社で口座を開いて投資する必要があります。

経費率は少し高め

経費率は0.75%ですので、一般的なインデックスに連動するETF(S&P500やTOPIX)と比べると少し高く感じます。ただ、テーマ型のETFの経費率としては許容できる方が多いかと思います。

 

個人的な感想

レディットで話題になりゲームストップの株価が暴騰するなど、ソーシャルメディアでの情報が無視する事ができないくらい株価に影響するようになっております。

Twitterやレディットなどで最新のトレンドをフォローすることができ、投資行動に繋げれるといいのですが、個人的にはTwitterやレディットなどをそこまでフォローしていないこともあり難しいです。でも話題になっている銘柄は興味があるのでBUZZのような銘柄があるとちょっと嬉しいです。メインの投資にはしませんが、少しリサーチ用に投資してみようかと思っております。

また、BUZZが保有している銘柄を見るだけで、海外での最新のトレンドがわかるので参考になります。

ちなみに、BUZZの前身としてBUZというETFがありましたが、時代の先を行き過ぎていたためか、あまり話題にもならず清算しております。BUZZは上場したばかりですが、取引高も大きく、BUZのように直ぐに清算する事はないのではないかと思っています。

出所;Bloomberg

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

-Home, 海外ETF
-, ,

© 2024 いい投資生活