個人的に毎月配当金額が気になるSRETの配当について記事にしております。
SRETは配当利回りが高く、一部のサイトでは10%を超える配当利回りが表示されていたりしますので、高配当好きの方が

SRET(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)とは
世界中の好配当リート60銘柄のうち、ボラティリティの低い30銘柄に投資する米国の上場投資信託(ETF)で、日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で投資できます。
SRETの紹介記事については以下のリンク参照。
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SRET 海外高配当ETFの紹介〜高配当REITへの投資
定期的に日本から米国の証券会社の口座に送金して、REIT ETFを購入しておりますが、その中でSRETというETFを購入することが多かったです。 海外のREIT ETFだとVNQ、VNQI、SRETを ...
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SRET(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)の配当のポイント
- SRETは毎月配当
- 2021年6月の一株当たり配当金はコロナ前の半分以下
- 減配はまだまだ気を付ける必要がある
- コロナ前の配当利回り復活までは時間がかかりそう
SRET(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)の配当金データ
SRETは毎月配当があり、上場時からの年間配当と2019年以降の、前年比(前月比)の配当データは以下の通りです。
年間での配当金データ
過去の配当金実績を集計しております。上場した2015年から2019年までは高い配当となっておりました。2020年のコロナウィルスの影響が出始めてからは米国の金利低下も受け大幅に配当が減少しております。
※2021年6月の月次配当金額が7月以降も継続することを前提
月次での配当金データ(2019年以降)
2020年4月に米国金利の低下の影響もあり、大幅に配当が減少。
Global Xから今後の投資先からの配当収入減少も見越している旨のアナウンスがあったかと思いますが、その後も減配が相次いでおります。
2020年4月を含めると6回の減配があり、一株当たり配当金は2020年3月 $0.1006から2021年5月 $0.050に半分以下の水準に低下しております。
SRET(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)の配当金の推移
年間配当金推移
2021年7月以降の配当が同じであると前提だと、2021年の年間での配当は0.6025ドル程度まで減少しております。
月次配当金推移
月次配当をグラフにしましたが、コロナ後の減配の状況がわかるかと思います。2020年4月に一株当たり配当が大きく低下し、その後も低下傾向となっております。
個人的な感想
SRETは世界中の高配当REITに投資をするETFで個人的に好きな銘柄です。世界のREITの中で高配当な銘柄60銘柄の中から30銘柄選ばれるため、高配当REITが好きな方でしたら非常に気になる銘柄となります。
ただ、SRETは2020年3月以降はコロナウィルスによる影響が株式市場に大きく影響をし始め、米国金利が大幅に引き下げられてからは減配を相次いてでおりました。特にSRETはモーゲージREITの保有割合が約6割程度と高く、金利低下の影響は株価と配当に大きく出ております。
2020年4月以降で6回も減配されており、コロナ前から保有している投資家にとっては毎月減配にならないか気にしている方も多いかと思います。
また、2021年6月15日時点での株価が10.12ドルですので、2021年の見込み配当が0.6025ドルとすると、税引前で6%程度の配当利回りとなります。
IYRやVNQなど、通常のREIT ETFは株価が上昇しており、配当利回りは2-3%程度まで低下しており、REIT全体の配当利回りは低下傾向です。
SRETも配当の回復よりも株価上昇のスピードが早く、まだ配当自体も減少するとなると、配当利回りはもう一段下がる可能性があります。
SRETは世界中の高配当REITに分散投資することができるので、商品コンセプトとして非常に好きですので、株価も配当も長期的に見守って行きたいです。