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QYLD 海外ETFの紹介

グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

CBOE NASDAQ-100®・バイライト・V2・インデックスに連動する投資成果を目指すETFです。

簡単に説明すると、カバード・コールの売りで利益を生み出そうとするETFで、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却することにより利益を生み出しております。

米国に上場されておりますが、SBI証券、マネックス証券、楽天証券など日本のネット証券会社で購入できます。

少しわかりにくいETFのため、用語の説明も行っております。

カバードコールとは

「有価証券の買い」と「コールオプションの売り」を同時に行うオプション取引の投資手法。

株などの有価証券の価格が変動しないと予想される時に行い、有価証券の価格上昇の収益が限定される分、オプション・プレミアムを獲得しインカムゲインを増やすことが可能。投資信託の中には、カバード・コールを運用上の戦略として組み入れているタイプも設定されており、その投資対象は株式や不動産投資信託(REIT)、通貨など幅広い。また同タイプは、為替取引のプレミアム(為替取引国間の短期金利差相当)の上乗せを狙う通貨選択型と組み合わされる場合も多い。

出所:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/A02243.html

オプションまで使いこなせると投資の世界が一気に広がります。カバードコールは一定の価格以上の値上がり益を享受できませんが、オプション料を得ることができるので、インカムゲインを増やすことができます。

 

カバードコール戦略による損益については新生銀行のサイトがわかり易いので、リンクを貼っておりきます。

https://sp.shinseibank.com/powerflex/trust/feature/popup/popup_cc.html
https://sp.shinseibank.com/powerflex/trust/feature/popup/popup_cc.html

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コールオプションとは

ある商品を将来のある期日までに、その時の市場価格に関係なくあらかじめ決められた特定の価格(=権利行使価格)で買う権利のこと。

コールオプションの取引は、買い方(買うことができる権利を買う:ロングコール:Long Call)と売り方(買うことができる権利を売る:ショートコール:Short Call)が同時に存在する。 新規に取引を開始する際には、買い方はプレミアム(オプション価格)を支払い、一方売り方はプレミアムを受取る。その後決済時等に、買い方が権利を行使すると、対象とする商品を権利行使価格で手に入れることができる。一方、売り方はこの権利行使に応じなくてはならない。

出所:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/calloption.html

コールオプションを簡単に言うと、一定の価格で買う権利のことです。カバードコール戦略では、コールオプションを売りますので、買う権利を売却していることになります。

 

基本情報(2020年5月22日時点)

上場:米国(日本のネット証券会社などから投資可能)

配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)

配当利回り:11.73%

経費率:0.60%

出所:Yahoo finance

チャート(2020年5月22日時点)

出所:Yahoo finance

株価については大きく下落しているわけではありませんが、徐々に下値を切り下げている印象があります。

保有銘柄(2020年5月29日時点)

上位10銘柄及びオプションの評価損益を記載しております。保有銘柄はNASDAQ100指数と同様となりますが、オプションが含まれている点が大きく異なります。

構成銘柄 割合(%)
MICROSOFT CORP 12.07
APPLE INC 12.05
AMAZON.COM INC 10.53
FACEBOOK INC-CLASS A 4.69
ALPHABET INC-CL A 4.27
ALPHABET INC-CL C 4.22
INTEL CORP 2.97
NVIDIA CORP 2.41
CISCO SYSTEMS INC 2.25
ADOBE INC 2.07
〜〜〜〜
NDX US 06/19/20 C9000 -6.921

コールオプションについては7%程度マイナス評価となっておりますので、カバードコール戦略を取らずにNASDAQに連動するETFに投資をした方がリターンが高い可能性があります(実際にはオプション料とコールオプションを比較する必要があり)。

 

メリット

高配当が見込める

配当利回りは11.73%(2020年5月22日時点)。カバード・コールの売りで利益を生み出そうとするもので、ボラティリティが高い時期には、より高い利回りを生み出す傾向があります。

カバードコール戦略を手軽に行える

オプション取引だと敷居が高いと感じる方も多いかと思いますが、商品を理解している場合には、QYLDに投資するだけでNASDAQへの投資とコールオプションの売りによるオプション料を実質的に受け取れます。

 

デメリット

商品の理解が難しい

コールオプションの売りやカバードコールなどオプション取引を行っていない場合、理解し難い商品となっています。理解できない商品に投資をすると、認識していない要因によって株価が変動して想定外の損失を出す事があります。理解できる商品のみに投資をするのが負け難い投資に繋がっていくかと思います。

カバードコール戦略を取らない方がリターンが高い可能性

NASDAQは株価上昇が続いており、カバードコール戦略によりコールオプションの売りを行わない方がリターンが高い傾向があります。

 

QYLDとQQQ(NASDAQ100)の比較(2020年5月22日時点)

以下、QYLDとQQQ(NASDAQ100に連動するETF)の過去5年間の値動きを比較したチャートになります。

オレンジ色:QYLD、青色:QQQ(NASDAQ100) 

出所:ブルームバーグより

5年間の価格推移をみると、QYLD(-13.11%)とQQQ(+108.69%)で、大きなパフォーマンスの違いがあります。年間の配当差が10%と想定してもこの差が大きく埋まることはありません。

株価上昇を捨てる代わりに配当を得る。そういう戦略もありますが、QYLD自体の株価の動きには注視する必要はあります。

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個人的な感想

やはり、理解できない商品には投資しない方がいいです。カバードコールの場合、原資産がどういう値動きになると利益が出るのかを理解した方がいいかと思います。少し理解し難い商品のため、誰にでも紹介できるようなETFではないかと思います。勉強を兼ねてリサーチ用に少しづつ投資してみるのはありかと思いますが、高い配当金のみに注目して投資をするのは避けた方がいいかと思います。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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