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XYLD 海外ETF(高配当)の紹介〜配当を重視したS&P500のカバードコール戦略

S&P500について配当を重視したカバードコール戦略をとるETFについて記事にしております。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

Global X S&P 500 Covered Call ETF

CBOE S&P 500・バイライト・インデックスに連動する投資成果を目指すETFです。

簡単に説明すると、S&P500指数の株式を購入し、S&P500指数のコール・オプションを売却することにより利益を生み出しております。

少しわかりにくいETFのため、用語の説明も行っております。

カバードコールとは

「有価証券の買い」と「コールオプションの売り」を同時に行うオプション取引の投資手法。

株などの有価証券の価格が変動しないと予想される時に行い、有価証券の価格上昇の収益が限定される分、オプション・プレミアムを獲得しインカムゲインを増やすことが可能。投資信託の中には、カバード・コールを運用上の戦略として組み入れているタイプも設定されており、その投資対象は株式や不動産投資信託(REIT)、通貨など幅広い。また同タイプは、為替取引のプレミアム(為替取引国間の短期金利差相当)の上乗せを狙う通貨選択型と組み合わされる場合も多い。

出所:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/A02243.html

オプションまで使いこなせると投資の世界が一気に広がります。カバードコールは一定の価格以上の値上がり益を享受できませんが、オプション料を得ることができるので、インカムゲインを増やすことができます。

 

カバードコール戦略による損益については新生銀行のサイトがわかり易いので、リンクを貼っておりきます。

https://sp.shinseibank.com/powerflex/trust/feature/popup/popup_cc.html
https://sp.shinseibank.com/powerflex/trust/feature/popup/popup_cc.html

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コールオプションとは

ある商品を将来のある期日までに、その時の市場価格に関係なくあらかじめ決められた特定の価格(=権利行使価格)で買う権利のこと。

コールオプションの取引は、買い方(買うことができる権利を買う:ロングコール:Long Call)と売り方(買うことができる権利を売る:ショートコール:Short Call)が同時に存在する。 新規に取引を開始する際には、買い方はプレミアム(オプション価格)を支払い、一方売り方はプレミアムを受取る。その後決済時等に、買い方が権利を行使すると、対象とする商品を権利行使価格で手に入れることができる。一方、売り方はこの権利行使に応じなくてはならない。

出所:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/calloption.html

コールオプションを簡単に言うと、一定の価格で買う権利のことです。カバードコール戦略では、コールオプションを売りますので、買う権利を売却していることになります。

 

基本情報(2021年3月11日時点)

上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券は投資不可能

配当頻度:月次

配当利回り:8.67%

経費率:0.60%

チャート(2021年3月11日時点)

株価については上昇傾向ではあります。ただ、コロナショックの前の水準まで回復はしておりませんので、今後の株価をウォッチしていきたいです。

保有銘柄トップ10(2021年3月11日時点)

上位10銘柄を記載しておりますが、基本的には保有銘柄はS&P500指数と同様となります。また、オプションの割合は▲1.05%程度となります。

構成銘柄 割合(%)
APPLE INC 5.90
MICROSOFT CORP 5.43
AMAZON.COM INC 4.02
FACEBOOK INC-CLASS A 1.99
ALPHABET INC-CL A 1.91
ALPHABET INC-CL C 1.85
TESLA INC 1.60
BERKSHIRE HATH-B 1.53
JPMORGAN CHASE & CO 1.42
JOHNSON & JOHNSON 1.26
・・・
SPX US 03/19/21 C3930 -1.05

 

メリット

高配当が見込める

配当利回りは8.67%(2021年3月11日時点)。カバード・コールの売りで利益を生み出そうとするもので、ボラティリティが高い時期には、より高い利回りを生み出す傾向があります。

カバードコール戦略を手軽に行える

オプション取引だと敷居が高いと感じる方も多いかと思いますが、XYLDに投資するだけでS&P500への投資とコールオプションの売りによる損益を受け取れます。

デメリット

商品の理解が難しい

コールオプションの売りやカバードコールなどオプション取引を行っていない場合、理解し難い商品となっています。理解できない商品に投資をすると、認識していない要因によって株価が変動して想定外の損失を出す事があります。理解できる商品のみに投資をするのが負け難い投資に繋がっていくかと思います。

カバードコール戦略を取らない方がリターンが高い可能性

S&P500は株価上昇が続いており、カバードコール戦略によりコールオプションの売りを行わない方がリターンが高い傾向があります。

コロナショックから株価が回復していない

配当が高いETFについてはコロナショックで急落し、株価が戻ってこない銘柄も結構あります。XYLDについては回復傾向ではありますが、まだ回復には至っていません。

回復せずに下落傾向になってしまうと、将来的に同様のショックが起きた際に回復することを信じて持ち続けれない可能性もあります。

日本の証券会社では取り扱っていない

こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で購入することができません(2021年3月時点)。そのため、米国の証券会社で投資する必要があります。

XYLDとVOO(S&P500に連動するETF)の比較(2021年3月11日時点)

以下、XYLDとVOO(S&P500に連動するETF)の過去5年間の値動きを比較したチャートになります。

オレンジ色:XYLD、青色:VOO(S&P500) 

5年間の価格推移をみると、XYLD(+10.84%)とVOO(+92.01%)で、大きなパフォーマンスの違いがあります。年間の配当差が10%と想定してもこの差が大きく埋まることはありません。

株価上昇を捨てる代わりに配当を得る戦略もありますが、VOO(S&P500に連動するETF)の株価の動きには注視してトータルリターンについて考える必要はあります。

VOO 海外ETFの紹介

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個人的な感想

配当をメインにしている方には8%の配当利回りで株価がというのは魅力的です。

ただ、S&P500に連動するETF(VOO)はこの5年間の株価を見ると、XYLDのパフォーマンスを大幅に上回っており、配当目当てでXYLDに投資するよりもS&P500に連動するETFに投資をした方がメリットがあるように感じます。

少し理解し難い商品のため、誰にでも紹介できるようなETFではないかと思います。勉強を兼ねてリサーチ用に少しづつ投資してみるのはありかと思いますが、ただ、高い配当金のみに注目して投資をするのは避けた方がいいかと思います。

 

日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)では取り扱いがなく、米国の証券会社から投資する事になるのが残念です。

ただ、米国の証券会社でも、FirstradeやInteractive Brokersなら日本人でも簡単に口座を開設できますので、興味がある方はリンクの紹介記事をご覧頂ければと思います。

Firstrade(ファーストレード証券)〜日本から口座開設できる米国ネット証券会社の紹介

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Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ証券)〜日本から口座開設できる米国ネット証券会社の紹介

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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