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PFLT 海外株式(高配当)の紹介~高配当なBDCへの投資

2021-06-17

BDC銘柄の内、配当利回りが高く毎月配当があり、長期的に株価が横ばいという個人的に好きな要素が詰まっているPFLTについて記事にしております。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)とは

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)

ペナントパーク・フローティング・レート・キャピタル(PennantPark Floating Rate Capital Ltd.)は事業開発会社である。

【事業内容】クローズドエンドの外部管理型の非分散型投資会社である。投資目的は、資本を維持することを追求しながら、現在の収入と資本増価の両方を生み出すことである。主に、変動金利のローンまたは変動金利ローン、及び負債が投資適格を下回ると評価される米国の中間市場の民間企業に対して行われたその他の投資に投資することにより、投資目標を達成しようとする。

航空宇宙や防衛、消費者サービス、ハイテク産業、ヘルスケア及び医薬品、ビジネスサービス、耐久消費財、小売、建設と建物、ホテル、ゲーム、レジャー、非耐久性消費財、メディア、放送とサブスクリプション、卸売、その他など、多様な分野に投資する。投資活動は、投資顧問のPennantPark Investment Advisers, LLCによって管理される。

出所:https://jp.reuters.com/companies/PFLT.OQ

PFLTは米国のミドルサイズの事業者に対する担保付きシニア債や優先株式投資を行うBDCとなります。

BDCのETFであるBIZDにも組み入れられています(2021年5月28日時点)。

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)のポイント

  • BDCの中では規模は大きくない
  • 配当利回りが高い
  • 月次配当
  • 株価はコロナ前の水準を回復するところまで戻している
  • 株価は長期的に横ばい
  • 2011年に上場
  • 日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)から投資できない(2021年6月16日時点)

BDCとは

Business Development Companies(ビジネス ディベロップメント カンパニーズ)の略で、日本語では事業開発会社と訳されます。新産業や有望な中堅企業等(中小企業から上場企業まで)の事業開発を金銭面及び経営面からサポートする会社で、その多くが米国の証券取引所に上場しています。その配当利回りが相対的に高いことや今後の米国の経済成長期待から、注目されている資産の一つです。

出所:https://www.smam-jp.com/market/report/keyword/usa/key170131us.html

 

基本情報(2021年6月16日)

上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券とマネックス証券と楽天証券から投資不可能

配当頻度:月次(毎月配当があります)

最低投資金額:13ドル程度(1口)

配当利回り:8.74%

 

チャート(2021年6月16日時点)

BDC銘柄は株価が横ばいか下落している銘柄が多いです。
2011年に上場したBDCですが、株価は長期的に横ばいとなっております。下落していないのであれば、安心して長期投資できます。

 

投資先セクター構成割合(2021年3月31日時点)

投資先としてはテクノロジーやサービスの割合が比較的高めですが、全体的に分散されている印象があります。

 

商品別構成割合(2021年3月31日時点)

PFLTは、第1優先順位の担保付シニア債にフォーカスしており、ポートフォリオの大部分を占めております。担保付シニア債の割合が89%あり、それ以外は優先株式や普通株式で構成されております。

 

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)の配当状況

2021年、2020年の配当については減配もなく安定しております。2020年のコロナ後でも配当が維持されていることは、配当重視の投資家としては重要なポイントとなります。

2021年

2021年についても0.095ドルで安定しております。今後の配当についても注目していきたいです。

Declared Record Payable Amount($)
6/2/2021 6/17/2021 7/1/2021 0.0950
5/4/2021 5/17/2021 6/1/2021 0.0950
4/5/2021 4/15/2021 5/3/2021 0.0950
3/2/2021 3/18/2021 4/1/2021 0.0950
2/2/2021 2/15/2021 3/1/2021 0.0950
1/5/2021 1/19/2021 2/1/2021 0.0950
Total dividends paid in 2021 0.5700

2020年

Declared Record Payable Amount($)
12/2/2020 12/17/2020 1/4/2021 0.0950
11/3/2020 11/17/2020 12/1/2020 0.0950
10/2/2020 10/21/2020 11/2/2020 0.0950
9/2/2020 9/17/2020 10/1/2020 0.0950
8/4/2020 8/19/2020 9/1/2020 0.0950
7/2/2020 7/16/2020 8/3/2020 0.0950
6/2/2020 6/17/2020 7/1/2020 0.0950
5/4/2020 5/18/2020 6/1/2020 0.0950
4/2/2020 4/16/2020 5/1/2020 0.0950
3/3/2020 3/18/2020 4/1/2020 0.0950
2/4/2020 2/18/2020 3/2/2020 0.0950
1/3/2020 1/16/2020 2/3/2020 0.0950
Total dividends paid in 2020 1.1400

 

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)のメリット

高い配当利回り

最大のメリット。高配当が見込めて、配当を重視する人には気になる商品の一つかと思います。2021年6月16日時点の配当利回り8.74%と、高い配当利回りは魅力的です。

毎月配当

BDC銘柄では四半期配当が多いですが、PFLTは月次での配当となっております。配当を重視する場合、その頻度も気になるポイントですので、毎月配当というのはそれだけで魅力的に感じます(元本の払戻以外を原資とする配当の場合)

優先順位が高いシニア債への投資割合が高い

優先順位が第1の担保付き債シニアへの投資割合が9割近くありますので、リスクを下げた投資を行えます。

通常とは異なるアセットクラスへの投資

通常の株式や債券といった、従来の伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を有している。そのため、ポートフォリオに組み込むことに分散効果があります。

 

PennantPark Floating Rate Capital Ltd(PFLT)のデメリット

日本の証券会社では取り扱っていない事

こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で購入することができません(2021年6月時点)。そのため、米国の証券会社で口座を開いて投資する必要があります。

会社規模は大きくない

PFLTは会社規模が数百億円とBDCの中では大きくないです。規模が大きく安定しているBDCを希望している場合には気になる点かと思います。

 

個人的な感想

配当利回りが高く、BDCは伝統的な資産とは異なる特性を持つため、BDCのETFだけでなく個別企業についても投資しています

PFLTは配当利回りが非常に高く、株価も長期的に横ばい(下落傾向でない)、毎月配当ということで、非常に魅力的です。もし、これで株価が長期的に上昇していれば文句の付け所がない状況でした。個人的にはPFLTについては投資をしていきたいと考えております。

高配当銘柄では配当利回りが高い代わりに、株価は長期的に下落しているケースがよくありますので、高い配当利回りだけでなく、株価も考慮して投資した方がいいです。

 

日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)では取り扱いがなく、米国の証券会社から投資する事になるのが残念です。

ただ、米国の証券会社でも、FirstradeやInteractive Brokersなら日本人でも簡単に口座を開設できますので、興味がある方はリンクの紹介記事をご覧頂ければと思います。

Firstrade(ファーストレード証券)〜日本から口座開設できる米国ネット証券会社の紹介

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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