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ALTY 海外ETF(高配当)の紹介〜高配当なオルタナティブ資産への投資

2018-12-04

1銘柄で高配当なオルタナティブ投資をカバーするALTYについて記事にしております。高配当好きの投資家にとっては投資候補に上がることもある銘柄かと思います。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

グローバルX スーパーディビィデンド オルタナティブズ ETF(ALTY)とは

SuperDividend® Alternatives ETF(ALTY)

インカムを生み出すオルタナティブ資産である、1_不動産、2_MLP&インフラファンド、3_プライベート・エクイティ及びBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)、4_債券およびデリバティブ戦略など、4つの異なる収益カテゴリーに投資する米国の上場投資信託(ETF)となります。

Global Xという尖ったETFを多数取り扱っている資産運用会社の商品となります。

グローバルX スーパーディビィデンド オルタナティブズ ETF(ALTY)のポイント

  • 不動産、BDC、ハイイールド債、カバードコールなど高配当なオルタナティブ資産に幅広く投資できる
  • 株価上昇はあまり見込めないが、7%程度の高配当
  • 月次配当
  • コロナショックで株価が急落し、コロナ前の株価をあと少しで回復
  • 日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)から投資可能(2021年6月時点)

基本情報(2021年7月23日時点)

上場:米国(日本のネット証券会社3社では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券は投資可能

配当頻度:毎月

配当利回り:6.99%

経費率:2.82%(直接のコストは0.75%)

高い手数料の内訳

手数料は2.82%となっており高く感じるかと思います。これは、ETFの直接コストだけでなく、間接コストも含んでいるため高くなっております。

間接コストは Acquired fund fees and expenses (よくAFFEsといいます)が該当し、主にETFに含まれるBDCの営業コストとなります。ETFのコストを考える時は、直接コストのみで考えていいかと思います。

ETFの直接コストは0.75%、間接コストは2.07%となります。

チャート(2021年7月23日時点)

コロナ後に株価が急落しましたが、その後回復傾向。いまだにコロナ前の株価を回復しておりませんが、回復まであと少しという状況です。

運用実績(2021年6月30日時点)

過去のリターンとなります。設定来での累積リターンは47.41%です。昔から持っている投資家も損はしていない方が多いのかもしれません。また、平均リターンは6.72%と結構いい値となっております。株価は長期的に横ばいですので、株価が下落したタイミングで拾っていくのもありかと思います。

グローバルX スーパーディビィデンド オルタナティブズ ETF(ALTY)の業種別内訳(2021年5月31日時点)

保有割合はREITが21.05%、BDCが20.14%、MLPが16.45%となっております。個人的には、長期的に株価が下落しがちなMLPについての割合が高めなのが気になります。

グローバルX スーパーディビィデンド オルタナティブズ ETF(ALTY)のメリット

高い配当利回り

ALTYの最大のメリットで、2021年7月23日時点では6.99%と非常に高い配当利回りとなっています。

通常とは異なるアセットクラスへの投資

通常の株式や債券といった、従来の伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を有している。1_不動産、2_MLP&インフラファンド、3_プライベート・エクイティ及びBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)、4_債券およびデリバティブ戦略などに投資をしており、ポートフォリオに組み込むことにより分散効果があります。

毎月分配型

経済的に独立しアーリーリタイア後の生活用の配当を目的とする場合、その頻度についても気になります。毎月配当はやはり魅力的です。

グローバルX スーパーディビィデンド オルタナティブズ ETF(ALTY)のデメリット

配当重視で値上がりが限定的

過去の推移や保有している商品を見ると、値上がりが限定的となっております。株価上昇は期待せず、配当のみを重視した方に合う商品となります。

コストが高い

信託報酬は0.75%と高めです。BDCやファンドの間接コストを含んでおり、合計での経費率は2.82%と高めにみえます。これはBDCのETFでも同様。

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特定の商品の保有割合が高い

一番保有割合が高い商品はSRETで17%程度を占めます(2021年7月22日)。SRETはモーゲージREITを多く含んでおり、コロナウィルスによる株価急落を受け米国金利が引き下げられた影響で急落しております。

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個人的な感想

配当利回りが7%程度と高く、伝統的な資産とは異なる特性を持つため、継続的に投資することを検討している商品です。複数のオルタナティブ資産に分散投資するETFはあまり見た事がなく、興味深い商品と思っております。ただ、MLPなどエネルギーが絡むと少し手を出しにくいです。

過去のリターンも悪くないですし、コロナ後の株価急落からも回復が見えてきておりますので、オルタナティブ投資で配当を重視する際に、ALTYだけ定期的に投資を積み立ててていくのもアリかと思います。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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