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MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)の紹介

投資信託を中心に信託報酬の引き下げが続いており、参照する指標によってはETFよりも投資信託の方が信託報酬が低くなっておりました。

信託報酬の引き下げを積極的に行っている三菱UFJ国際投信のETFについて今回記事にしております。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信とは

円換算したMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す上場投資信託(ETF)です。

東証に上場されておりますので、SBI証券など日本の証券会社で購入できます。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の先進国・新興国の株式で構成されています。

 

MAXIS 低コスト海外株ETF

三菱UFJ国際投信のMAXISシリーズでは低コストの海外株ETFが設定されております。今後、銘柄が増えていくことに期待したいです。

基本情報(2020年5月1日)

上場:東証(日本のネット証券会社などから投資可能)

決算頻度:年2回(6月/12月の各8日)

配当利回り:NA(2020年1月9日に上場したばかりのため実績なし)

経費率:0.0858%以内

最低売買価格:8,490円

 

チャート(2020年5月1日)

2020年1月に上場したばかりですので、3月以降はコロナウィルスによる影響で急落しております。

メリット

世界中の株式に分散投資できる

1銘柄で世界中の米国を含む先進国および新興国の大型・中型株に分散投資することができます。

投資の事を考えるのが煩わしい方で、分散投資を希望している場合、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信に毎月継続的に投資するよう設定してしまえばそれで投資は完結してしまうかもしれません。

ACWIと比べると信託報酬が低い

信託報酬は0.0858%以内とはかなり低いと思います。同様のETFであるACWIは0.32%のため比較すると若干低く感じます。

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デメリット

世界中に分散するより、米国市場に投資した方がパフォーマンスが高い年もある

他のETFに投資しても同じことが言えますが、パフォーマンスが高い銘柄(国)と低い銘柄(国)が含まれています。米国が世界経済を牽引している状態ですと、米国市場に投資した方がパフォーマンスが高い傾向があります。それはACWIとVOO(S&P 500に連動するETF)を比較した際にも明らかとなっており、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信とVOOを比較しても同様です。

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規模が小さい

2020年1月に上場したばかりのため、ETFの規模がまだ小さいです。1日の売買高が2020年5月1日は2,540口となっており、売買が少ないです。

 

個人的な感想

高配当を重視する場合には対象にはなりにくい銘柄ですが、世界の経済成長に投資をしたい場合には、コストだけでなく、最低売買価格も低いため、候補になる銘柄と思います。

海外ETFに投資している人は、ドルベースでの投資を好む人も多いと思いますが、そうでない場合には円貨で投資できるMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信は悪くないと思います。

個人的には世界中の高配当銘柄に分散投資したいので、VYM(米国高配当ETF)とVYMI(米国除く全世界高配当ETF)の二つを組み合わせて、運用しております。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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