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確定拠出年金(iDeCo)の紹介

2018-08-31

2017年に盛り上がりを見せた確定拠出年金(iDeCo)

確定拠出年金(iDeCo)は以前勤めていた会社が毎月17,000円を拠出しており、転職後は自己負担で拠出し継続しております。

ほとんどの書籍や記事では、確定拠出年金(iDeCo)は満額拠出することを推奨しているようですが、個人的にも確定拠出年金(iDeCo)を満額行うと節税効果があり、多くの方にとってメリットがあると思っております。ただ、

確定拠出年金(iDeCo)に満額23,000円拠出する前に、NISA口座の投資枠を全て使う事が重要と考えております。

 

そもそも確定拠出年金(iDeCo)とは

iDeCoとは公的年金にプラスして給付が受けられる年金制度です。自分でお金を出して、運用商品を選択します。自分の運用の巧拙によって将来の受取額が変動します。

 

確定拠出年金(iDeCo)のメリット

一言で言ってしまうと、節税効果が大きい事

掛金が全額所得控除となる

仮に毎月の掛金が1万円の場合、その全額が税額軽減の対象となり、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円税金が軽減され、年末調整等で還付されます。

運用益も非課税で再投資可能

年金受取時も一定額まで税制優遇

 

確定拠出年金(iDeCo)のデメリット

資金を引き出せない

原則、60歳まで引き出す事が出来ません。また、加入期間等に応じて受給開始年齢も異なります。

特別法人税が将来かかる可能性がある

現在、課税が停止されておりますが、本来は特別法人税(積立金に対し年1.173%))がかかることとなっております。

特別法人税の課税が将来生じる可能性があり、また、生じた際にも資金が引き出せないため課税を回避できません。

 

個人的な感想

最初に記載した通り、確定拠出年金(iDeCo)に満額拠出するために、最優先でNISA口座の投資枠を全て使う事が重要と考えます。

確定拠出年金(iDeCo)は、節税効果があるため魅力的ですが、原則、引き出すことはできません。

iDeCoに力を入れて換金性がある資産が少ない場合、もしも家族に何かあった時に対応しにくいです。

そのため、NISA口座で一定の資金を運用し始めてからiDeCoを少しずつ拠出していいかと思います。iDeCoは長い期間にわたり運用するため、頑張らず継続的に拠出することが重要と感じます。

仮に、最初にNISAで120万円で5%の利回りで運用した場合、年間6万円、月あたり5千円の配当となりますので、iDeCoの最低投資額に達します。NISAの5年間の枠を全て使って投資をした場合、総額600万円となります。高配当の海外ETFなどで5%の利回りで運用した場合、年間30万円、月あたり2万5千円の配当となります。企業年金の無いサラリーマンの毎月の掛金の上限2万3千円を、NISAの配当で補う事ができます

お金(NISA口座での投資)がお金を生み(NISA口座への配当金)、そのお金がさらなるお金を生む(iDeCoへの拠出による税金の還付)流れが何より大切と考えております

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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