高配当株式ETFの中でも、米国以外の高配当株式に投資するVYMIについて記事にしております。
VYMI(バンガード・米国を除く全世界高配当ETF)とは
the FTSE All-World ex US High Dividend Yield Index(米国を除くオールワールド高配当インデックス)のパフォーマンスへの連動を目指す上場投資信託(ETF)で、米国に上場されております。配当利回りの高い大型株を中心に構成されております。
VYMI(バンガード・米国を除く全世界高配当ETF)のポイント
- 米国以外の高配当株式への投資
- 配当も株価上昇も両方狙える
- 四半期配当
- 日本のネット証券会社3社で投資不可能(2021年5月時点)
基本情報(2021年5月25日)
上場:米国(日本の年と証券会社では、SBI証券とマネックス証券と楽天証券は投資不可能)
配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)
配当利回り:3.06%
経費率:0.28%
- 米国以外の高配当株式への投資
- 配当も株価上昇も両方狙える
- 四半期配当
- 日本のネット証券会社3社で投資不可能(2021年5月時点)
上場:米国(日本の年と証券会社では、SBI証券とマネックス証券と楽天証券は投資不可能)
配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)
配当利回り:3.06%
経費率:0.28%
チャート(2021年5月25日)
コロナショックにより株価は大幅に下落しましたが、既にコロナ前を回復しております。過去最高値に迫る勢いとなっております。
運用実績(2021年4月30日時点)
設定来のリターンは10%弱と高いです。
国別構成比率(2021年4月30日時点)
英国と日本の割合が10%を超えています。海外ETFに投資する方だと日本市場が含まれているのを好まない方も多い想定をしていますが、11.1%なら許容範囲かと思われます。
VYMI(バンガード・米国を除く全世界高配当ETF)のメリット
高配当が見込める
この商品最大のメリットは高い分配金利回り。2021年5月25日時点で3.06%あります。ここ数年は分配金利回りは4%程度のイメージです。
株価上昇によるキャピタルゲインも狙える
高配当銘柄ではインカムゲイン中心で株価上昇によるキャピタルゲインがあまりないことが多いです。株価上昇があまりないだけならいいのですが、下落したあと戻ってこない銘柄も多いです。VYMIはリーマンショックとコロナショックで大幅に下落しましたが、ショック前の高値を超えてさらに上昇しております。
VYMIは配当によるインカムゲインだけはなく、株価上昇によるキャピタルゲインも狙えます。
米国以外の高配当銘柄に投資できる
高配当好きの方だと、米国株式ETFなどに投資し、市場の分散のために米国以外に投資することが多いと思います。VYMIは1銘柄で米国以外の市場をカバーすることができます。
信託報酬が低く、長期保有できる
信託報酬は0.28%。米国以外の市場に分散投資する株式ETFとしては低い印象があります。バンガードのETFは信託報酬は低めなので長期保有に向いております。
VYMI(バンガード・米国を除く全世界高配当ETF)のデメリット
日本のネット証券会社で取り扱っていない
日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)での取り扱いがなく、投資するには海外の証券会社の口座が必要となります。
海外REITなど、他の高配当ETFと比べる分配金利回りが物足りない
株式で分配金だけでなく、売却益も狙うなら悪くないですが、SRETやPFFなどと比べると分配金利回りが半分程度だったりするので物足りなさを感じます。
複利効果を得にくい
配当を重視した投資をすると必然的に生じるデメリットですが、配当すると税金が生じてしまいます。また、配当金を再投資に回せばいいのですが、配当を生まないモノの購入に当ててしまうと、お金がお金を産むという複利効果を得られなくなってしまいます。
個人的な感想
VYMとVYMIの2つを買うと、世界中の高配当大型株に分散投資することができます。バンガードのETFは信託報酬が低く、長期投資に向いています。VYMとVYMIは自分だけでなく、子供や孫まで受け継ぎたいです。
毎月積み立てるつもりはありませんが、株価が下落する都度一定額まとめて投資していきたいです。
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