個人的にREITが好きで、上場したばかりの頃に興味本位で投資しましたが、その後は配当利回りの低さが気になり売却。コロナウィルスによる株価急落に影響で配当利回りが5%に近づいてきたため投資の検討を行っています。
上場インデックスファンド豪州リート(1555)とは
(愛称:上場Aリート)
円換算したS&P/ASX200 A-REIT指数の変動率に一致させることをめざす上場投資信託(ETF)で、日本で上場されております。
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組み入れ銘柄の内、GOODMAN GROUP(23.98%)とSCENTRE GROUP(13.28%)の上位2銘柄のみで37%を占めております(2020年4月30日時点)。
GOODMAN GROUPはロジスティクス系のREITでオーストラリアだけでなく世界的に投資をしております。また、SCENTRE GROUPはWestfield ブランドのショッピングセンターをオーストラリア、ニュージーランドで複数保有しています。
S&P/ASX200 A-REIT指数とは
S&P/ASX200 A-REIT指数は、S&P が公表している指数で、オーストラリア証券取引所のREIT(A-REIT)やモーゲージREITの投資収益を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
REIT(リート)とは
投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
三井住友トラスト・アセットマネジメントのREIT(リート)。REIT(リート)とは何かについて解説しています。 続きを見る
REIT(リート)とは|三井住友トラスト・アセットマネジメント
モーゲージREITとは
米国等のREITのうち、不動産取得者への資金貸付や住宅ローン証券化証券投資による受取金利を主要な収入として運営されるREITのことです。
基本情報(2020年5月21日時点)
上場:東証(日本の証券会社から投資可能)
配当頻度:奇数月の各10日(1月、3月、5月、7月、9月、11月)
配当利回り:4.92%
経費率:0.495%
最低投資価格:11,300円
基準価額及び配当金の推移
分配金はここ数年は毎回9円程度と安定しております。これよりも前の期間を見ても9円台が多いです。
チャート(2020年5月21日時点)
出所:https://www.nikkoam.com/products/etf/lineup/areit
2015年から2020年2月までは非常に安定的な株価で推移しておりました。
私は上場後すぐに投資を開始したのですが、その後急落。株価が取得原価を回復してから売却したのですが、チャートを見ると早すぎたようです。800円台で売らなくてよかったと思うようにしております。
メリット
日本で上場されている唯一のオーストラリアREIT ETF
日本で上場しているREITのETFはJ-REITがほとんどで、他に先進国のREITを対象とするETFや米国REIT ETFなどがあります。オーストラリアの不動産市場は安定している印象があります。
分配金が安定的で、利回りはJ-REITよりも高い傾向
上場した時もJ-REITよりも高い配当利回りを追求できることがアピールのポイントになっていました。確かにその傾向はあるかと思いますが、大きな差はない状態です。
デメリット
米国市場以外のREIT ETFよりも低い配当利回り
IFGLやRWXなど、米国以外の不動産市場を対象とする海外ETFよりも配当利回りが低くなっています。また、IFGLやRWXに投資するとGOODMAN GROUPとSCENTRE GROUPについては投資が重複します。
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IFGL 海外ETF(高配当)の紹介〜先進国(米国以外)の不動産市場への投資
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組み入れ銘柄が少ない
2020年5月21日時点では19銘柄のみが含まれています。上位2銘柄で4割弱のため、個別銘柄の影響が大きくなっております。
個人的な感想
個人的にはオーストラリアの不動産市場は安定的な印象があり、かつ、配当利回りが低いため中々投資できずにいました。冒頭でも記載した通り、配当利回りが5%程度となっており、やっと投資したくなる水準まで来たと感じております。
米国市場以外のREITに投資する海外ETFよりも配当利回りが低く、組み入れ銘柄が少ないなどのデメリットがありますが、これは海外ETFと比較した場合の話となります。東証で上場しているETFの中では高い配当利回りとなりますので、日本で上場しているETFに絞って投資をする場合には魅力的な銘柄となるかと思います。