高利回りと聞くと、とりあえ欲しくなってしまいますが、今回J-REITの中から高利回り銘柄にフォーカスしたETFについて記事にしております。
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)とは
野村高利回りJリート指数の値動きに連動する投資成果をめざすETF(上場投資信託)。
野村高利回りJリート指数とは、国内金融商品取引所に上場する全ての不動産投資信託の中から、予想分配金利回りの高い銘柄(30~40銘柄)を組み入れた非時価総額加重型の指数となります。
非時価総額加重型の指数
非時価総額加重型は、構成銘柄の時価総額の合計値を基準時点での時価総額合計で割って算定していない指数。NIKKEI 225をイメージすると分かりやすいかもしれません。ただ、計算ロジックは1660とNIKKEI225は異なるかと思います。
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)のポイント
- 日本の証券会社から株式と同様に取引できる
- 日本の高利回りREITに分散投資できる
- 通常のJ-REIT ETFと比べて配当利回りが必ずしも高いわけではない
- 四半期配当
- 2017年10月11日に新規上場
基本情報(2021年3月5日)
上場:日本(日本の証券会社で投資可能)
配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、1月、4月、7月、10月)
最低投資額;10,900円
配当利回り:3.48%
経費率:0.275%(税込)
非時価総額加重型*
*通常のJ-REIT ETFは上場しているJ-REITを時価総額の割合で保有しておりますが、MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)は時価総額とは異なる割合で各銘柄を保有しております。
チャート(2021年3月5日)
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)のメリット
J-REITの中で高い配当利回りの銘柄に絞って投資できる
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)最大のメリット。J-REITの中には配当利回りが低い銘柄もありますが、高配当の銘柄に絞って投資する事ができるのは魅力的かと思います。
投資先が分散されている
2021年3月5日時点でJ-REITは61銘柄上場していますが、その内、40銘柄がポートフォリをに含まれております。ホテル系や本当に利回りが低い銘柄以外については大体が含まれている印象があります。通常のJ-REIT ETFから配当利回りが低い銘柄を除いたETFというイメージです
少額から投資できる
最低投資額は10,900円のため、少額からJ-REITの中でも高利回りな40銘柄に投資できます。
MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)のデメリット
配当利回りは通常のREIT ETFと大差ない
配当利回りについて絞ってみてみると、同じMAXISシリーズのJ-REIT ETFの配当利回りを比較すると、通常のJ-REIT ETFの方が高かったです。
タイミングが悪かったと思いたいです。この点については継続的に確認していきたいと思います。
銘柄コード | 銘柄名 | 配当利回り* |
1660 | MAXIS高利回りJリート上場投信 | 3.48% |
1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 3.59% |
*直近1年間の配当を2021年3月5日の終値で割って算定しております。
配当が四半期ごと
多くの投資家にとっては大したデメリットではないかもしれませんが、個人的には毎月分配される商品が好きなので、四半期ごとだと、頻度が少なく感じてしまいます。
個人的な感想
高利回りにETFは非常に好きな商品の一つで興味が湧いたためETFの内容を確認しました。予想分配金利回りが高い銘柄に絞ったといいつつ、通常のJ-REIT ETFの方が配当利回りが高いのが非常に残念。
タイミングが悪かったのかよく分かりませんので継続的にチェックしていこうと思います。
個人的には、J-REITの中から高利回りな30銘柄を時価総額の割合で組み入れたETFなら欲しかったです。