個人的にかなり注目しているPOTXという大麻関連企業に着目した海外ETFを紹介したいと思います。大麻関連ETFについては、ここ1年は価格下落が続いており、リスクが非常に高いです。
大麻ETF(POTX)とは
POTXを簡単に説明すると、the Cannabis Indexに連動する投資成果を目指す上場投資信託(ETF)で、米国(NASDAQ)に上場されております。
Global Xの商品で、2019年9月17日に上場したばかりの銘柄となっております。現時点では日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)では扱っていないため、海外の証券会社から投資する必要があります(2020年3月13日時点)。
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Global X ETFの日本の証券会社での取り扱い
当サイトでは海外の高配当ETFを取り上げることが多く、Glabal Xの商品については複数紹介しておりました。 これまでは日本の証券会社では投資することができず、海外の証券会社の口座で購入する必要があ ...
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基本情報(2020年3月13日)
上場:米国(日本の年と証券会社では、SBI証券とマネックス証券と楽天証券は投資不可能)
配当頻度:半期(6ヶ月ごと、6月、12月)
配当利回り:NA
経費率:0.50%
チャート(2020年3月13日)
コロナウィルスによる株価下落の影響もありますが、株価の下落が厳しいです。当該銘柄を購入した人は、誰一人利益が出ていないくらいです。
注目している理由
米国の一部の州では大麻使用が合法化されており、2018年6月19日にカナダは主要7カ国として初めて合法化されたためです。
カナダ議会は19日、全国で娯楽目的の大麻使用を認める法案を可決した。
大麻の合法化法案は19日、賛成52反対29の投票結果を得てカナダ議会上院を通過し、合法化に向けた最後のハードルを越えた。法案は大麻の栽培、流通、販売に関する規定。
早ければ9月にも、カナダ人は大麻の合法的購入と使用が可能になる。
同国は主要7カ国(G7)で初めて、娯楽目的の大麻使用を合法化する国となる。
カナダでの大麻所持は1923年に違法となったが、医療目的での大麻使用は2001年に合法化された。
2018年6月20日BBC
また、これまで、州単位で大麻を合法化する流れがありましたが、国としては非合法だった米国が、合法化に向けて動き出しています。
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/b8d83bbb6e70770a.html
メリット
産業の成長が見込める
当該ETFに投資をする目的は産業の成長。この一点かと思います。
大麻の合法化は北米で進み始めており、今後の需要拡大が見込まれます。参入企業が需要を上回るペースで増加すると、企業の成長は思った程ではない可能性もあります。ただ、タバコと大麻が同類と考えると、参入障壁が高く、寡占市場になることが予測されます。今後も継続的にウォッチしていきます。
個人的には医療用と志向用途での需要に興味を持っております。
3つのデメリット
リスクが高い
チャートを見るとわかるように、株価は大きく下落しております。私はMJに投資をしておりますが、投資してからの下落率は60%を超えております。
大麻の娯楽使用により事件が起きた場合、政治的リスクが高まります。大麻所有が違法となった場合、株価の大幅な下落が予想されます。
イメージ
日本人にとって大麻は薬物のイメージが強く、また、日本では娯楽使用は違法です。日本で違法な商品の関連企業への投資について、心理的な抵抗がある方もいるのかと思います。
日本の証券会社では購入できない
2020年3月13日時点では、日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)では扱っておらず、海外の証券会社で購入する必要があります。
Global X社は日本でも米国上場のETFを積極的に投入しており、日本のネット証券会社3社でも投資できるようになる日が来るかもしれません。
個人的な感想
株価は大きく下落しており、上場時から半額以下になっております。
個人的には、医療用などに大きな可能性を感じており、今後の規制の様子を見ながら投資残高を増やしていきます。
値動きがかなり激しく、リスク耐性が高い方でないと、投資し続けることが難しい銘柄となっております。もし興味がある方は少しづつ投資をしてみてもいいかもしれません。