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PFFV 海外ETF(高配当)の紹介

2020-06-27

2020年6月24日に米国に上場したばかりの、PFFVという優先株式ETFを紹介します。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

PFFVとは

Variable Rate Preferred ETF(PFFV)

ICE U.S. Variable Rate Preferred Securities Indexと同等の投資成果をあげることを目指す優先株式ETFで、米国のETFとなります。

優先株式の中でも変動金利タイプを投資対象としております

PFFVのポイント

  • 変動金利にフォーカスしている
  • 手数料が低い
  • 平均残存期間が固定金利の優先株式と比べて短め
  • 月次配当
  • 固定金利と比べて、金利上昇時に高いパフォーマンスの傾向がある
  • PFFVの投資対象はNYSEかNASDAQに上場しているため、流動性がある
  • 日本のネット証券会社3社では投資できない(2020年6月26日時点)

優先株式とは

普通株式とは異なる条件や権利を付した種類株式のうち、普通株式に比べて、剰余金の配当を優先的に受ける、あるいは残余財産の分配を優先的に受ける、あるいは両方について優先的に受ける、という権利をもつ株式のこと。

野村證券 証券用語解説集

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/yu/yuusenkb.html

簡単に説明すると、株式と債券の両方の性質を持ち、値上がりは限定的だけど、配当が高い商品。

基本情報(2020年6月26日)

上場:米国(日本のネット証券会社から投資不可能

最低投資価格:24.57ドル

配当頻度:月次

配当利回り:-%

経費率:-%

運用会社:Global X

上場したばかりのため、6月26日の取引高は100口程度と少ないです。

日本の海外ETF投資家にも少しづつ認知されてきたGlobal Xの商品となります。

PFFVのメリット

安定的な高配当が見込め、価格変動が少ない

PFFDの最大のメリット。正直、安定的に高配当が見込めて、毎月の配当を重視する人には投資対象になり得る商品では無いでしょうか。金利低下の中、2020年3月13日時点の配当利回りは5.67%と、5%を超える配当利回りは魅力的です。

管理コストが低い

PFFVの信託報酬は0.25%と、優先株式ETFの代表格であるPFFの半分程度

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変動金利にフォーカス

変動金利の優先株式にフォーカスしております。優先株式では固定金利タイプが多いので、今後の金利上昇を予想している場合には固定金利よりも変動金利の優先株式に投資した方がパフォーマンスが高い傾向があります。

毎月配当

優先株式ETFでは当然のような状況ですが、PFFVも毎月配当があります。配当好きの私としては、毎月配当があると非常にうれしいです。

PFFVのデメリット

日本のネット証券会社で投資できない(2020年6月26日時点)

Global XのETFは日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)でも投資できるようになってきましたが、PFFVについてはまだ取り扱いがないため、投資できません。

そのため、現時点では海外の証券口座で投資することなります。

上場したばかりで取引高が少ない

2020年6月26日での取引高は101口と非常に少なく、流動性が低いと感じてしまいます。

値上がりは期待できない

債券と株式の中間的な性質を持っている表現されることもあります。PFFVは平均残存期間が2年程度となっており、満期には額面で償還されることを前提にすると、値上がりには限度があります。

配当利回りが見えにくい

優先株式に投資をする方ですと配当利回りが気になるかと思いますが、ETFでの実績値が出ておりません。そのため、各投資家が求める配当利回りが出るかわかりませんので、実績が出るまで投資しにくいかもしれません。

個人的には保有銘柄を見ると他の優先株式ETFと同様に5~6%位はでるのかなと感じております(個人的な感想のため、実績が出るまで配当利回りはわかりません)。

個人的な感想

以前から優先株式が好きで、興味を持ったETFはとりあえず買うようにしておりました。PFFVの特徴は変動金利タイプにフォーカスしていることとなります。

個人的にはこの低金利の経済環境だと、さらなる金利低下よりも将来的な金利上昇を期待していますので、固定金利よりも変動金利を選びます。

GLOBAL XのETFではPFFDという固定金利が中心のETFもありますが、こちらは日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)でも投資できます。

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まだ配当利回りが見えていないので、少し投資しにくいですが、リサーチ用も兼ねて少しづつ投資していきます。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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