DEM 海外ETF(高配当)の紹介〜新興国の高配当株式への投資

熱狂的信者も多い、ウィズダムツリーの新興国市場高配当ETFについて記事にしております。

イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）とは

WisdomTree Emerging Markets High Dividend Fund(DEM)

Sウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（WisdomTree Emerging Markets High Dividend Fund）は、米国籍のETF（上場投資信託）。ウィズダムツリー新興国株式指数の価格および利回りに連動する投資成果を目指しております。こちらは投資先の割安度を重視したETFです。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）のポイント

基本情報（2021年7月23日）

チャート（2021年7月23日）

株価については、リーマンショック後の新興国ブームで大きく上昇しましたが、その後は下落傾向。2014年を底に上昇傾向となります。コロナショックで株価が大幅に下落しましたが、既に回復しております。

運用実績（2021年6月30日時点）

現在の株価は上場時の株価よりも下回っており、配当利回りが5%程度あっても上場時からのトータルリターンは3.29%と低めとなっております。

ただ、チャートを見ると、投資するタイミングでリターンが大きく変わりますので、下落したタイミングで拾っていきたいです。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）の国別構成比率（2021年7月23日時点）

国別構成比率としては、台湾、ロシア、中国、ブラジルの4カ国で70%程度を占めております。人によっては避けたい国も複数含まれていると思います。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）の投資先構成比率（2021年7月23日時点）

金融、資源、情報技術の割合が高いです。資源の割合が高いのは新興国らしいです。特にValeへの投資割合は8%と高いです。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）のメリット

新興国株式で高配当が見込める

過去12ヶ月間の分配金利回りは5.68%(2021年7月23日時点)。他の高配当株式ETFの多くが先進国ですので、当該ETFをポートフォリオに組み入れることにより多様性が増します。

他の高配当新興国ETFより年間リターンが高い

DEMはもともと割安な投資先を重視しており、株価下落の影響を他の新興国ETFより受けにくくなっております。

ショックからも回復済み

コロナショックからも回復しており、仮に将来的に同様のショックがあったとしても乗り越えてくれる期待感が強いです。

ウィズダムツリー新興国市場高配当ファンド（DEM）のデメリット

株価変動が大きくリスクが高い

分配金目当てであっても、それ以上に株価が下落の可能性があります。

上場時からのトータルリターンは高くない

配当利回りは高いですが、株価については上場時を回復しておりません。株価も長期的に上昇傾向とも言えませんので、投資するタイミングを考える必要があります。

他の高配当新興国ETFより分配金利回りが低い

SDEMやDEMと比べると分配金利回りは低いです。高配当を目的とする場合、少し物足りないです。

ただ、メリットで記載した通り、トータルリターンはDEMの方が今年は高いので、今後も同様の傾向が続く場合、デメリットではないのです。あくまで配当重視の場合のデメリットで、ぱっと見た時に分配金利回りが低いので、投資対象から外れてしまいがちです。

個人的な感想

新興国市場への投資はiDeCoで行なっていますが、高い配当利回りを目的とする投資はそこまで力を入れて行っておりません。ただ、投資するならSDEMかWisdomTree Emerging Markets High Div ETF(DEM)かiShares Emerging Markets Dividend ETF(DVYE)の3択かと思っております。