この記事は私、Ethanのライフプランの話なので、興味がない人は読み飛ばしてもらえればと思います。
悩ましい三大支出
子供のいる家族で悩ましい支出は以下3つあるかと思いますが、どれも金額的に大きく、かつ、長期にわたり準備しなくてはいけません。長期になればなるほど不確実性が高く、心配事が増えていきます。
- マイホーム
- 老後資金
- 教育費
1.マイホームと2.老後資金については既に記事で記載しており、当該記事では3.教育費の準備について記載しております。
1.マイホームについては、我が家はキャッシュフローを生む資産に投資をし、その配当で家賃を払う。
2.老後資金はiDeCoとNISAなどで準備。
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私のライフプラン(老後資金の準備)
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子供の教育資金の準備
子供の教育資金の準備は対象を絞ってシンプルに
子供の教育資金といっても幼稚園~大学院(MBA含む)までかなり範囲が広く、前提の置き方によりかなり金額が異なってきます。
自分が小学校~大学まで、学費がいくら掛かっているか意識したことがありませんでしたが、自分にも子供が産まれ初めて負担の大きさを意識するようになりました。
私は高校卒業後、8年位大学などに通っており、学費及び仕送総額と地方の実家の当初購入価格がほぼ同じ金額になっておりました。学生時代は何も感じてませんでしたが、今では本当に親に感謝してます。
親に聞いて大変だったのは私が大学時代の頃だったらしく、私も姉も国立大学だったので学費はあまり掛からなかったのですが、2名が実家から出て一人暮らしをしていたため、仕送りなどで平均月30万円程度かかっておりました。私は仕送りが8年あり、毎月の仕送りがきつかったようです。
妻は実家から大学に通っており、同じ国立大学だったので親の負担は非常に軽かったようです。
妻と子供の教育方針は一致しており、教育資金の準備は最低限として国立大学の学費に絞って準備することにしております。そして、家から通える大学を目指してもらう。
実際には留学や大学院(MBA)に行くといったこともあるかと思いますが、上を見るときりがありませんので、最低限必要な額プラスアルファを目標にしております。また、実家から遠い大学に決まった場合、既に会社勤務をしていないと思いますので、家族で引っ越すつもりでおります。
資金の準備
毎月の予算は各種の手当てが無い前提で組んでおり、その状態でマイナスにならないようにしております。その状態で児童手当が入ると、児童手当を子供のために全額使うと、当初の予算よりも児童手当分だけ予算がプラスで残ります。そのため、児童手当相当分を全て将来の教育費に回す。その意識が重要かと思います。
所得制限の対象とならない場合の児童手当総額は以下の通りとなっており、約200万円程度を受け取れます。
上記の金額は所得制限の対象にならない場合で、所得制限の対象となると月5,000円となります。所得制限の対象となると5,000円×12カ月×15年=90万円程度となります。
我が家の教育資金の準備は、国立大学の授業料+アルファ(仕送りの一部)に絞っております。
そうすると国立大学4年間で240万円程度ですので、最低月1万円以上の投資を18年行って確保する。児童手当相当額を教育資金に回すだけで大学資金の準備は目途が付きます。所得制限がかかった場合でも支給額相当額に5000円を加算して教育費に回すことは大きな負担にはならないかと思います。
老後資金も教育資金も長期での準備になりますので、毎月大きな負担なく準備できることが重要。負担が大きいと続けられないです。
また、他のお金と一緒になると管理しにくいので、子供の教育資金については専用の口座を持った方がいいです。
最低月1万円以上の投資(ジュニアNISA)
ジュニアNISAが廃止されるため今後の運用については考えていかないといけませんが、今は現行制度のままを前提にしております。
月1万円の投資を利回り6%(月0.5%)で18年運用した場合の金額は以下の通りです。
毎月の拠出額 | 10,000円 |
目標運用利回り | 6%(月0.5%) |
18年後の期待値 | 387万円 |
目標 | 240万円 |
目標240万円を上回ります。400万円弱ですと、仮に子供が文系の私立大学に入学する場合でも学費は大体準備できます。
ジュニアNISAでの投資先については以下で記事にしております。
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子供のジュニアNISAで運用するETF
子供の教育資金を学資保険で積立てる方もいると思いますが、私はジュニアNISAを使って積立て運用しております。 ジュニアNISAで運用できるのは年80万円×5年の400万円になります。18歳までジュニア ...
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学資保険は使わない
理由はシンプルで返礼率があまりにも低いためです。
人気な学資保険についてみると、受取額資金総額が2,000,000円に対して払込保険料総額が1,894,560円。返礼率は105.5%という保険があります。日本国債10年の金利がほぼ0%ですので、それと比べればマシに見えますが、高配当ETFや株式への投資をしている人からすると利回りが低すぎに感じます。
学資保険は、親が亡くなった時や高度障害状態になった場合などに払込保険料が免除されたりしますが、個人的には生命保険で代替可能かと思っております。
既に生命保険で年末調整での生命保険料控除の枠を使い切っているので、税務負担の軽減にもつながらない。
終わり
子供の大学の授業料の準備として毎月最低1万円以上を子供の証券口座に入れ運用しておりますが、目標は教育資金として準備している投資は教育資金に使わないことです。
教育資金は支払時の余剰資金で準備し、教育資金として準備している投資は、子供のファイナンシャルリテラシーを身に着け、投資家として生きていくための教材にする。そして、最終的には子供に贈与して投資資金にしてもらいたいと思っています。もし将来も一般NISAがあれば、一般NISAに全額使ってもらいたいと思います。