私は高配当銘柄が好きなため、債券で利息が少ない銘柄に投資することはありえません。日本国債は金利が低く、投資する可能性がない商品の代表でした。
ただ、リサーチ自体は定期的に行っており、日本国債のETFが日本で上場されていないことを不思議に感じておりましたが、2020年2月26日にiSharesのiシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)が上場されました。
出ることはないかと思っておりましたので少し驚きましたので、今回簡単に記事にしてみました。
iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)とは
日本国債(償還残存期間1年以上)への投資を通じて、「FTSE日本国債インデックス 」との連動する投資成果を目指す上場投資信託(ETF)で、日本で上場されております。
FTSE日本国債インデックスとは
日本銀行保有分および財務省償還分を除いた、償還残存期間1年以上の日本国債を時価総額で加重平均した日本国債市場の値動きを表す債券インデックスです。
基本情報
上場:日本
配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、1月11日、4月11日、7月11日、10月11日が決算日となっています)
配当利回り:データなし
経費率:0.066%
メリット
安全資産への投資
国債の金利はリスクリーレートとしても用いられており、国債はリスクがない、もしくは皆無であるとされております。
国の破綻リスクが高まった場合でも、国は徴税権があるため、税率の引き上げによって国債の償還を行うことは可能となっております。
日本国債への投資を手軽に行うことができる
2020年2月27日時点では2,800円程度で日本国債への投資を行うことができ、売りたくなればいつでも売却可能となります。
デメリット
マイナス金利
国債のうち、10年を超える銘柄についてはまだ金利がプラスですが、10年以下についてはマイナス金利となっています。
iシェアーズ・コア 日本国債 ETFの加重平均残存期間は12.68 年となっており、今後、日本国債の金利がさらに低下すると、ETF全体でもマイナス金利となる可能性が出てきます。
価格が変動する
国債は安全資産と聞くと、価格も動かないように感じますが、実際には価格は変動します。価格変動自体は小さいですが、利益を上げる可能性も損する可能性もあります。
個人的な感想
日本では初の日本国債ETFのため、ちょっと気になったので記事にしてみました。自分が日本国債に投資する可能性はゼロです。
国債は安全資産のため、株価下落時に買われる傾向があり、記事を書いている2020年2月28日時点ではコロナウィルスで株価が大幅に下落し、国債価格は上昇しております。
仕事で日本国債や米国債に触れたりするので、今後も記事はアップデートしていきたいと思います。