KREF(KKR Real Estate Finance Trust Inc.)とは
KKR・エステート・ファイナンス・トラスト(KKR Real Estate Finance Trust Inc.)は商業不動産金融会社で米国REITになります。商業不動産モーゲージ・シニアローンの組成に注力しております。また、社名の通りKKRの子会社となっております。
モーゲージ不動産ETF(iShares Mortgage Real Estate ETF:REM)同様に、不動産には直接投資せず、ローン債権などの不動産証券化商品に投資して収益を上げるタイプのREITです。
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REM 海外ETF(高配当)の紹介
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KKR(KKR & Co. L.P.)とは
コールバーグ・クラビス・ロバーツ(Kohlberg Kravis Roberts)
KKRは、プライベート・エクイティ、エネルギー、インフラ、不動産、クレジット、ヘッジファンドなど複数のアセット・ クラスを手掛ける世界有数の投資会社です。忍耐強くかつ規律ある投資手法によってポートフォリオ企業の成 長と価値創出を主導し、ファンド投資家に対して魅力的な投資リターンを創出することを目指しています。また、 キャピタル・マーケッツ事業を通じて資金調達ソリューションや投資機会の提供も行っています。
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https://www.kkr.com/ja/?lng=1#
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基本情報(2020年5月1日)
上場:米国(SBI証券、マネックス証券、楽天証券の日本のネット証券会社3社から投資不可能)
配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)
配当利回り:10.36%
最低売買金額は16ドル程度となっております。
チャート(2020年5月1日)
コロナウィルスによる影響で株価が急落しており、半分の水準となっておりましたが、回復傾向にあります。
ポートフォリオの概要(2020年3月31日)
ほぼ100%がシニアローンで、かつ、変動金利となっております。
KREFの2つのメリット
高い配当利回り
KREFの最大のメリット。2020年5月1日時点の配当利回り10.36%と、非常に高い配当利回りは魅力的です。
過去の配当を見ても、安定的に毎四半期ごとに一株当たり0.43ドルの配当があります。
通常とは異なるアセットクラスへの投資
KREFはほぼ100%がシニアローンのため、通常の株式や債券といった、従来の伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を有しています。そのため、ポートフォリオに組み込むことによりリスク分散効果があります
3つのデメリット
日本の証券会社では取り扱っていない事
こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社3社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で購入することが現状できません(2020年5月時点)。そのため、米国の証券会社で口座を開いて投資する必要があります。
配当が四半期ごと
多くの投資家にとっては大したデメリットではないかもしれませんが、個人的には毎月分配される商品が好きなので、四半期ごとだと、頻度が少なく感じてしまいます。
値上がりは限定的、下落は大きく
コロナウィルスによるリスクが顕在化する前までは、上場時と株価は変わらない水準で、値上がりは限定的となっておりました。当該REITは不動産投資というより、債権投資に近いので、値上がりに上限があります。
個人的な感想
配当利回りが高く、魅力的な銘柄の一つ。当該銘柄はSRETで構成銘柄の一つ伴っています。
個人的には、ETFのSRET(KREFの構成割合が高い)に投資をしているため、KREFを個別に投資しておりません。ただ、SRETがなければ、個別銘柄ですが投資したいと感じております。
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