個人的に高配当で好きでBDCやファンド投資をこなっていますが、グループ会社にGLADというBDCが含まれるGAINについて記事にしています。
個人的にはグループ会社のBDCのGLADよりも、GAINの方が好きです。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)とは
GAIN(Gladstone Investment Corporation)
グラッドストーン・インベストメント(Gladstone Investment Corporation)は、米国で設立された民間事業への債務および株式投資を行っています。
債務投資は、主に、シニアタームローン、シニア劣後ローン、ジュニア劣後ローンの3種類のローンの形で行われます。
エクイティ投資は、主に優先株式または普通株式(または前述のものを取得するためのワラントまたはオプション)の形をとり、多くの場合、バイアウトやその他の資本増強に関連しています。
グラッドストーンインベストメントの個々の投資は、投資規模は異なる場合がありますが、通常、合計で最大3,000万ドルになります。 Gladstone Investmentは、長期的な投資ポートフォリオが、負債証券約75%と株式証券25%で構成されることを意図しています。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)のポイント
- 配当利回りが高い
- 株価は長期的に上昇傾向
- 毎月配当
- バイアウトによりマネジメントへの経営参画を行い価値増大を果たしている
- グループ会社にはBDCのGLADが含まれる
- 株価はコロナ前の水準を回復
- 2005年に上場
- 日本のネット証券会社から投資できない(2021年7月27日時点)
基本情報(2021年7月27日)
上場:米国(日本のネット証券会社では、SBI証券とマネックス証券と楽天証券は投資不可能)
配当頻度:月次
最低投資金額:15ドル程度(1口)
配当利回り:5.85%
チャート(2021年7月27日時点)
高配当なファンドでは株価は横ばいか下落している銘柄が多い印象があります。GAINについては、リーマンショック後に大幅に下落し、その後は右肩上がりとなっております。
コロナショックによる大幅に下落しましたが、その後はコロナ前の水準を概ね回復しております。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)の商品別構成割合
GAINはローンが75%、株式関係が25%程度で構成されるように運用されております。GAINはBDCと比較することがある銘柄ですが、優先株式や株式やワラントへの投資割合が25%と高くバイアウトを行う点がBDCと大きな違いになります。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)の配当状況
GAINは原則として月次配当となりますが、臨時的な配当もあります。また、通常の配当は3%程度成長しております。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)のメリット
高い配当利回り
最大のメリット。高配当が見込めて、配当を重視する人には紹介できる商品の一つ。2021年7月27日時点の配当利回り5.85%と、高い配当利回りは魅力的です。
配当の成長が見込める
GAINのプレゼンテーション資料でも長期的な配当の成長の記載があります。ファンドとして増配を目標にしており、今後の配当にも期待してしまいます。
株価の上昇が期待できる
リーマンショック後に大きく下落しましたが、その後は上昇傾向となります。また、直近のコロナショックからも既に回復しており、将来的に同様のショックが起きた際にも回復を信じて株式を保有できそうです。
通常とは異なるアセットクラスへの投資
通常の株式や債券といった、従来の伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を有している。そのため、ポートフォリオに組み込むことに分散効果があります。
GAIN(グラッドストーン・インベストメント)のデメリット
日本の証券会社では取り扱っていない事
こちらは最大のデメリットで、日本のネット証券会社(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で購入することができません(2021年7月時点)。そのため、米国の証券会社で口座を開いて投資する必要があります。
リーマンショックからの回復
GAINは個人的に弱点が少なく気になる銘柄ですが、リーマンショック前の株価から回復できていません。リーマンショックとコロナだと性質が異なりますが、13年時間がかかるのは長く感じます。
個人的な感想
GAINは投資ファンドでBDCに近く伝統的な資産とは異なる特性を有しています。配当利回りが高く、株価の成長も見込める点は魅力的で投資したくなります。
まだ投資自体は行っていませんが、近いうちに、試験的に少額から投資をスタートしてみようと思います。