成長重視の投資候補に上がるNASDAQに連動するETFへの投資。
海外ETFのQQQが非常に有名で投資している方も多いかと思いますが、日本に上場しているETFでも同様の成長を享受することができます。今回は日本で上場しているNEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)について記事にしております。
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NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)とは
NASDAQに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含むNASDAQ-100指数に連動した投資成果を目指す上場投資信託(ETF)で、日本(東証)に上場されております。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
ナスダック-100指数の上位構成銘柄は、アップルやマイクロソフトやアマゾンなど、米国の代表的なハイテク銘柄で占められています。
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)のポイント
- 日本の証券会社から日本で上場している株式と同様に取引できる
- 円建てで取引できる
- 米国のハイテク株の成長を享受できる
- 年度での配当
- 2010年8月16日に上場しており歴史がある
- 2020年10月28日に最低投資単位が10口から1口に変更され売買しやすい
<基本情報(2021年4月30日)
上場:日本(日本の証券会社で投資可能)
配当頻度:年度(1年ごと、毎年8月10日)
最低投資額;15,320円
配当利回り:0.88%
経費率:0.495%(税込)
チャート(2021年4月30日)
1545の過去10年間のチャートになります。株価は2011年4月末 1,980円で2021年4月末15,320円のため、10年間で7倍以上に上昇しております。
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)のメリット
成長が見込める
米国のハイテク企業は成長が続いており、株価上昇によるキャピタルゲインを狙えます。
S&P500を上回るリターンを期待できる
10年間の株価では、NASDAQはS&P500のリターンを上回っております。今後も同様の動きが継続するとは言えませんが、S&P500を上回るリターンを得られる可能性があります。
日本の証券会社から円建てで投資できる
日本で上場されている銘柄に絞って投資している方が多いと思いますが、1545は円建てで日本の証券会社から簡単に投資できます。
少額から投資できる
2020年10月までは最低売買単位が10口でしたので、最低でも10万円以上必要でした。2020年10月28日に最低売買単位が1口に引き下げられており、少額から投資を行えるようになっております。
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)のデメリット
ITなどの高い成長が今後も続くとは限らない
NASDAQ-100はITなど特定の産業の割合が高いですが、高い成長が今後も続くとは限りません。
成長企業への投資のため配当が少ない
成長率が高い企業の場合、高い収益率の投資案件が存在するため、配当に回すより内部留保して投資に回した方が投資家にとってはリターンが高まります。そのため配当利回りが低い傾向があるので、配当メインの投資家にはあまり向かないです。
手数料は海外ETFよりも高め
NASDAQ-100に連動する海外ETFではQQQが非常に有名ですが、信託報酬は年間0.2%となっております。1545は0.495%ですので、信託報酬は高めとなっております。
個人的な感想
NASDAQ-100に連動するETFはS&P500を長期的に上回る可能性があり、気になる銘柄の一つ。コロナウィルスの影響は既になかったことになっております。GAFAMなどの米国ハイテク企業に投資したい方には合う銘柄で、米国でも取引高が非常に多い銘柄です。コストも低く長期投資しやすいです。
NASDAQに連動するETFですと、海外ETFを活用されている方もいると思います。ただ、海外ETFは使っている証券会社が取り扱っていなかったり、外貨換算が面倒と感じる方も多いかと思います。
1545だと円建てで日本の証券会社から東証に上場している株と同様に取引できるので、より簡単投資することができます。1545の年間の信託報酬は海外ETFよりも高いですが、その分上回るメリットを感じる方には合う銘柄かと思います。