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アクティブ大麻ETF(MSOS)の紹介

2020-12-20

個人的にかなり注目している大麻産業。

The ETFMG Alternative Harvest ETF(MJ)という銘柄が非常に有名ですが、2020年9月にMSOSがNYSE Arcaに上場しました。今回はMSOSについて記事にしております。

大麻ETF(MJ)の紹介

個人的にかなり注目しているMJという大麻関連企業に着目した海外ETFを紹介したいと思います。 イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。 大麻ETF(MJ)とは MJを簡単 ...

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イーサンです。投稿頻度は多くありませんがTwitterもやっています。

米国大麻ETF(MSOS)とは

AdvisorShares Pure US Cannabis ETF(MSOS)を簡単に説明すると、初の米国の大麻関連企業にのみ投資するアクティブETFです。純資産の80%を、売上の少なくとも50%が大麻関連により構成されている銘柄や、デリバティブに投資をしております。

2020年12月11日時点で25銘柄の大麻関連企業に投資していおります。

 

 

構成銘柄のサイズ

中小型株が全体の9割近くを占めており、大型株で構成されている場合と比べてリスクが高い傾向があります。

 

構成銘柄のセクター

個人的にはREITも含まれていることに興味を持ちました。医療用大麻関連の物件のREITが含まれているようです(配当利回りは3%程度の銘柄)。

気になる個別銘柄については別で記事にしていこうかと思います。

 

基本情報(2020年12月14日)

上場:米国(日本のネット証券会社のSBI証券、マネックス証券、楽天証券から投資不可能

配当頻度:四半期(3ヶ月ごと、3月、6月、9月、12月)

配当利回り:- %

経費率:0.74%

 

チャート(2020年12月14日)

2020年3月のコロナショック後に上場した銘柄となります。上場後下落が続いておりましたが、10月以降は株価上昇が続いております。

 

配当状況

2020年9月に上場後、まだ配当は無く2020年12月末が最初の四半期になります。ですが、2020年12月については配当は無いようです。

日付 一株あたり配当金
2020年12月31日 0ドル

 

注目している理由

米国では大麻について、連邦政府では非合法、各州では合法化の流れ、という矛盾した状態で投資については少し複雑な環境となっております。

これまでは、各州での合法化についての話題が多かったのですが、2020年12月4日に米下院で動きがあり、大麻規制の権限を連邦政府から各州に移す法案が可決。

ただ、米国での法案については下院だけなく、上院でも法案を通過させなくてはならず、まだまだ連邦政府での合法化には至らなそうです。

連邦政府の立法府は、2 つの議院から成る連邦議会である。すなわち、連邦上院と連邦下院である。法案は、両院を通過しなければならない。その後で大統領に送付され、その署名により成立する。

出所:https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/3162/

 

メリット

産業の成長が見込める

大麻の合法化は北米で進み始めており、今後の需要拡大が見込まれます。

また、米国では連邦政府で非合法、各州では合法化という矛盾した状況でしたが、連邦政府でも合法化に向けた動きがあります。

特に、米国のハリス副大統領が、選挙戦中に大麻の非犯罪化を約束していたりするので大麻産業成長に期待してしまいます。

米国に絞って投資を行える

カナダでの合法化が進んでいましたが、市場が大きい米国に絞って投資した投資家が多いのではないでしょうか。私は可能であれば潜在的な市場が大きい米国に賭けてみたいですが、MSOSであればカナダや日本のたばこ会社を除いて投資をすることができます。

インデックスファンドの大麻ETF(MJ)より信託報酬が低い

通常はインデックスファンドとアクティブファンドを比べると、インデックスファンドのコストが低く、アクティブファンドのコストが高いのが通常となります。

MSOSについては、インデックス型のMJと同等の信託報酬となっており、0.01%低くなっております。

 

デメリット

リスクが高い

大麻の娯楽使用により事件が起きた場合、政治的リスクが高まります。大麻所有が違法となった場合、株価の大幅な下落が予想されます。これは、MSOSに限らず、全ての大麻関連企業やETFに当てはまります。

イメージ

日本人にとって大麻は薬物のイメージが強く、また、日本では娯楽使用は違法です。日本で違法な商品の関連企業への投資について、心理的な抵抗があったり、他人の目を気にされる方もいるのかもしれません。私の妻は医療用のハーブに関する資格を持っていて知識がありますが、それでも大麻の話はあまりイメージ的によくないようです。

日本の証券会社では購入できない

2020年12月14日時点では、日本の証券会社では扱っておらず、海外の証券会社で購入する必要があります。

米国連邦政府での合法化には時間がかかる

各州での合法化の動きはあり、連邦政府においては下院で法案が通過しましたが、上院での通過が難しい状態です。

 

個人的な感想

医療用大麻などに大きな可能性を感じており、長期的に投資をしていきたいと考えております。

米国で一番大きい大麻関連ETFであるMJに投資をしておりましたが、カナダの割合も高く、また、たばこ産業も投資対象に含めているのが気になっておりました。

大麻投資に活用できる米国ETF

米国では大麻について、 連邦政府では非合法、各州では合法化の流れ という矛盾した状態で投資については少し複雑な環境となっております。 これまでは、各州での合法化についての話題が多かったのですが、202 ...

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ただ、MSOSは潜在的な市場が大きい米国に絞った投資を行うことができるのは魅力的に感じます。

できたばかりのETFのため、配当利回りはまだわかりませんが、今後記事に反映していこうと思います。

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イーサン

金融機関に勤めながら投資ブログ書いています。 海外ETFが好きで記事にすることが多いですが、日本のETFや自己投資についても記事にしております。不動産も好きでJ-REITが所有している物件の写真を撮りに行くことも。

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